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内容詳細

聖書には、書かれた言葉の奥にある不可視のコトバが無数に潜んでいる。そしてイエスの生涯には、立場の差異を超え、作り手の衝動を著しく刺激する何かがある――
内村鑑三、『コーラン』、遠藤周作、シュヴァイツァー、リルケ、ユング、柳宗悦、井筒俊彦、ロダン、白川静……先人たちのコトバを手がかりに聖書を読み、今も私たちの傍らに生きるイエスに出会う

(目次)
第一章 なぜ、イエスは生まれたのか
第二章 誕生
第三章 夢と天使
第四章 洗礼
第五章 預言者の使命
第六章 試みる者
第七章 山上の説教
第八章 祈り
第九章 祝祭と許し
第十章 死者とコトバ
第十一章 エルサレム入城
第十二章 魂の沈黙
第十三章 使徒の裏切り
第十四章 最後の晩餐
第十五章 逮捕
第十六章 十字架の道行
第十七章 死と復活
(著者紹介)
批評家。1968年(昭和43年)、新潟県に生まれる。慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。「越知保夫とその時代 求道の文学」で第14回三田文学新人賞受賞。著書に『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』『池田晶子 不滅の哲学』(トランスビュー)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『吉満義彦 詩と天使の形而上学』(岩波書店)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)などがある。

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