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内容詳細

最初の千年の歴史を、北欧から中国まで概観
初期キリスト教の発展に、各地域文化とのつながりを見る

イエスの誕生と死から西暦1000年までのキリスト教世界を、
章ごとに人物、地域、重要な概念をテーマとして、
広大な地域・長大な時間軸を対象にわかりやすくまとめる。

本書は1世紀のナザレのイエスから西暦1000年ごろまでのキリスト教世界を、章ごとに人物、地域、重要な概念をテーマとして、広大な地域・長大な時間軸をわかりやすくまとめたものである。
教会の中心的な信仰の定式化、独特な慣行の発展、最も長続きしている制度の確立は、最初の5世紀間に起こった。さらなる500年でこの宗教は、はるか遠方まで到達する一方で、かなりの地域がイスラームの支配下に入るという激動も経験した。
教会の歴史は単なる一宗教共同体の歴史ではなく、古代世界のさまざまな文化を作り替えた。アルメニア文字のように、聖職者が生み出した文字が現在まで使われている言語もある。教会は各地で隣り合う王国間のパワーバランスによって揺れ動き、また民族の独自性に寄り添い異なる形で発展していった。よく知られる正教会よりも東にはシリア語圏の教会が存在し、アジアへの伝道に大きな役割を果たした。初期のキリスト教美術はどんなものだったか、現存するシステムはどのように成立していったか。波瀾の歴史を語る36章!

[目次]
序章
第1章  エルサレムでのはじまり
第2章  エフェソス、ローマ、エデッサ――キリスト教の拡大
第3章  キリスト教共同体の形成
第4章  内部の分裂
第5章  カタコンベを建設する
第6章  教養ある信仰――アレクサンドリアのオリゲネス
第7章  迫害――カルタゴのキプリアヌス
第8章  キリスト教徒皇帝――コンスタンティヌス
第9章  ニカイア公会議とキリスト教の信条
第10章  修道制
第11章  キリスト教的エルサレム
第12章  皇帝ユリアヌス、ユダヤ人、キリスト教徒
第13章  司教と皇帝――アンブロシウスとテオドシウス
第14章  建築と芸術
第15章  音楽と礼拝
第16章  病人、老人、貧者――病院の誕生
第17章  教皇としてのローマ司教
第18章  キリスト教社会のルール――カノン法
第19章  ヒッポのアウグスティヌス
地図

[原題]The First Thousand Years: A Global History of Christianity

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