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内容詳細

一人のカトリック・ジャーナリストとして「戸田帯刀神父射殺事件」を追いかけた。なんとか犯人を割り出し、その背景に迫りたいとの一念だった。多くの取材協力者の助けにより、事件の背後のうごめきが仄かに見えてきた。高まる軍靴の響きをものともせず、普遍の価値の下に「平和であれ」と説き、実践した一人の司祭と、それをとがめて銃弾を放った犯人…戸田師の遺志は、それを覆い隠そうとした勢力の意図にもかかわらず、営々として語り継がれ、生かされていたことが判った。取材者としてそのことが本当にうれしかった。独り勢い込んで重ねた取材・執筆にもそれなりの意味があったのではないかと、ペンを措いた今、、実感している。(「筆者の言葉から」より)。

序章 戸田帯刀神父射殺事件
第1章 光は山脈の彼方に(帯刀少年の瞳に映った「坂の上の雲」;ローマへの道―司祭叙階までの曲折;ウルバノ大学という“場”)
第2章 活発な教区司祭(昭和モダンの光と影の中で;伸びやかなカトリックに忍び寄る暗い影;司祭・戸田帯刀の実像 ほか)
第3章 破局への序章(風にそよぐ葦)

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