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内容詳細

19世紀から20世紀のドイツにおいて、類まれな歴史家・教会史家として活躍したのみならず、政治的・社会的・文化的な影響力も持った碩学ハルナック。本書第一部では、当時ドイツのプロテスタント教会で繰り広げられた「使徒信条論争」――特にその頂点とも言われるシュレンプフ事件(1892年にヴュルテンベルク福音主義領邦教会の牧師であったC.シュレンプフが、当時唯一の教理文書として用いられていた使徒信条を唱えずに幼児洗礼を執行し、牧師職を解任された事件)――の実態と論争の内実、および周辺環境を再考し、当時ハルナックがとった対応から、彼が「信条」や「教義」をどのように考えていたかを問い直す。また、第二部では、宗教改革期からシュライアマハーまでのプロテスタント教会における使徒信条の位置づけを辿り、第三部ではハルナックの師リッチェルを端緒としてプロテスタンティズムにおける教義の理解を解明する。

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