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内容詳細

内村鑑三の高弟であり無教会運動の2代目リーダーとして伝道に尽くした塚本虎二(1885-1973)は、当時まだ存在しなかった新約聖書の口語訳の必要を痛感し、その困難な大事業への召命を与えられ、14年を費やして戦時下の1944年に完成した。その後も倦まずに改訂作業を続け、その一部は岩波文庫から刊行されたが(「福音書」と「使徒のはたらき」)、新約全体が一書となるのは今回が初めてである。学問的な厳密さを保ちつつ、小活字で敷衍を施した躍動する文章は当初から感動を呼んだ名訳。また翻訳と併せて「略注」も収録した。

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