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内容詳細

視覚の近代化、自然認識の近代化、周縁者排除による近代化。
視覚文化論、哲学、宗教学の知見で、魔女狩りと近代成立の関係を解明する。

十五世紀前半~十八世紀後半、四万人が魔女として殺された。
中世ではなく、近代黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜなのか?
近代社会初頭に起こったことを考えると、「魔女狩りとは何だったのか」という問いかけは、「ヨーロッパ近代とは何なのか」という問いを呼び込む。

本書は、魔女狩りとヨーロッパ近代誕生の機制(しくみ)の関係を新視点から明らかにします。その視点とは、三つの近代化です。「視覚を中心とする感覚の近代化」「自然認識の変容と近代化」「他者・社会的周縁者の排除と近代化」
視覚文化論、哲学、宗教学的な知見をふんだんに盛り込んで、魔女狩りの歴史研究を通したヨーロッパ近代化論、および人間存在と人間文化を探究した冒険的著作です。

【講談社HPより】

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