tokushuナルニア国では、色々なご縁から一般には流通しないちょっと変わった本が入荷することがあります。今回入ってきたのはコチラの2点―いずれもこぐま社と関係する本です。1冊はこぐま社相談役で創業者の佐藤英和さんが今年大阪でなさった講演会をまとめた講演録「聞く喜び・読む楽しみ 幼い子どもたちが読みついできた絵本のなかに秘められた力」(800円+税)。もう1冊は「こぐま社の絵本研究」(2000円+税)です。後者は梅花女子大学児童文学科大学院の三宅興子先生の自主絵本ゼミから始まった“「こぐま社の絵本」研究会”の皆さんが、10年近くにわたって研究を重ねられたその集大成ともいうべきもので、こぐま社の作家や作品についての考察が7項目にわたってまとめられています。一般向けではないかもしれませんが、図書館には必要な本でしょう。ナルニア国にいらしたときには、ぜひ研究所のコーナーでご覧くださいませ。