昨年、尾崎真理子さんの『ひみつの王国 評伝石井桃子』(新潮社/2700円+税)が出版された後、この本については随分お問い合わせがありました。その時には、「残念ながら今、品切れで…」と図書館をご案内していたのですが、それがようやく岩波現代文庫に入って再登場となりました!よかった~。
ハードカバーはたたずまいも美しかったので残念ではありますが、何しろ2冊で5000円超というお値段でしたから、ハンディサイズになってお買い求めやすくなったことは喜ばしいことです。『幻の朱い実・上巻』(1400円+税)が1月に、下巻は2月に刊行予定。石井桃子さんが一人の文学者として書かれた自伝的長編小説――まだ読まれたことのない方は、この機会にぜひどうぞ。
また、これは現代文庫の「石井桃子コレクション」の1冊として刊行されました。コレクションはぜん5巻で、以前「石井桃子集」に入っていた作品も、この中に加わるという情報を得ています。今後のお知らせをお待ちください。
★ナルニア国では「石井桃子コレクション・全5巻」を定期でお買い上げくださる方に、特別のお知らせを予定しています。詳しくはナルニア国スタッフまで!
※最初にアップした時の記述に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 ナルニア国