現在、ちひろ美術館・東京で開催中の“赤羽末吉 中国とモンゴルの大地”展にあわせて、福音館書店が急遽復刊をしました『あかりの花』です。以前も限定出版だったので、発行からまもなく品切れとなってしまいましたが、今回も同じく限定出版だそうですので、ご希望の方はどうぞお早めにお求めください。
中国の少数民族・苗族の民話で、美しくも少し切ないお話です。このお話は小さい子よりも、小学校高学年や中･高生のほうがぐっと来るのでは…。まだ読んだことのない方はこの機会にぜひどうぞ。赤羽さんの描く娘は美しく品があって、まさにユリの花から生まれた姿を写しています。原画は1／15まで石神井のちひろ美術館に展示されているそうですので、これもぜひ見たいものです。
『あかりの花 中国苗族民話』肖甘牛 採話／君島久子 再話／赤羽末吉 画／福音館書店 1300円＋税
