「今の経済、どうなってるの?」とオビに書かれた『お金ってなんだろう?』は、シリーズ“中学生の質問箱”の最新刊です。これまでも『在日朝鮮人ってどんなひと?』や『日本のエネルギー、これからどうすればいいの?』、『戦争するってどんなこと?』、『国ってなんだろう?』など、知りたいと思うけれどどこから手をつければいいかわからない問題について、中学生が質問するという形をとって分かりやすく解説してきました。今回出た『お金ってなんだろう?』も、改めて聞かれるとなかなか答えられない問題ですよね…。毎日の暮らしに直結することとしてちゃんと知っておきたい、考える土台が欲しいという大人の方にもこの本はぜひおすすめ。これからの経済を考えるヒントになる1冊を、どうぞ手にとって見てください。もう一つ、世界に目を向けてみたい人にはそのお隣の本もオススメします!

『お金ってなんだろう? あなたと考えたいこれからの経済』長岡慎介著/平凡社 1400円+税
『世界がもし100人の村だったら お金編 たった1人の大金持ちと50人の貧しい村人たち』池田香代子、C.ダグラス・ラミス対訳/マガジンハウス 1000円+税