1984年に第1作『のはらうた』が刊行されて今年で33年。ついに「のはらうた」が完結する日がやってきました…。少し淋しくはあるけれど、きっちり結末をつけることは何事にも大切なこと。最後の作品はどんなものになるのかしらと、楽しみにしていました。それが写真の『ポケットのはらうた』です。
のはらむらの125人の詩人が書いた350編の詩の中から、子どもたちに人気ナンバーワンの26編を集めた“のはらうた選詩集”は「はなまる・二重丸ばっかあつめたよ!」という本だそうです。楽しそう~。中を開いてみると、ほてはまたかしさんの版画がアートディレクター島田光男さんの手で、またとっても素敵に変身していることがわかりました。ポケットに入れていつでも取り出したい、そんな選詩集です。
ナルニア国では今年の秋に、“のはらうた完結記念フェア”を開催の予定です。その時にはくどうなおこさんのお話も聞けると思いますので、どうぞお楽しみに!
ちなみに今回、みみずみつおくん(「おまじない」などの詩を書いた)が、島田光男さん(のはらうた他、童話屋の本の装丁をされているアートディレクター)だということが判明しました~。びっくり!
『ポケットのはらうた』くどうなおこ詩/ほてはまたかし絵/童話屋 1500円+税