今年は「11ぴきのねこ」シリーズの最初の本が出てから50年という記念の年です。そこに「11ぴきのねこ」の出版社・こぐま社が、作者・馬場のぼるの全業績にせまる『馬場のぼる ねこと漫画と故郷と』を出版しました~。これはスゴイ本です!
馬場さんが残された膨大なスケッチからは、人間・動物・植物あらゆるものを絵に描きとめていた「描かずにはいられない」馬場さんの姿が浮かび上がってきます。そして、その観察眼の鋭く確かなこと(にもかかわらずとても温かいこと)には驚くばかりです。馬場さんの作品が世代を超えて愛されるわけが、この本を読むととても良く分かります。馬場のぼるの仕事とルーツを丁寧に取りあげた決定版の資料作品集です。
ナルニア国ではこの本の編集者・こぐま社の関谷裕子さんにお話を伺う会(9/2)と、資料・原画の展示会を9月に行います。本をお買い上げの方は講演会参加費が無料となりますので、ご希望の方はスタッフにお声をおかけください。
『馬場のぼる ねこと漫画と故郷と』馬場のぼる著/こぐま社 3000円+税
11ぴきのねこ50周年記念では、こんなかわいいグッズも出ています。左はシール(380円+税)、右はおりがみ(600円+税)です。折り紙はねこが折れるもの、お話仕立てのもの、絵本の柄のものなど多彩な柄が入っていますよ~。