工藤直子「のはらうた」40周年展“のはらみんなと絵であそぼ!”
シリーズ累計100万部を超えるくどうなおこさんの詩集「のはらうた」―― くどうさんご自身を含め、これまで3人の方がのはらの詩人たちを絵にしてきました。2024年に新しく生まれた『のはらうた絵本』は、くどうさんとも親交の深い絵本作家あべ弘士さんによる画が圧倒的に力強い、これまでにない「のはらうた」です。原画を見て、詩を読んで、のはらみんなの命の輝きを体感してください。
(企画協力:童話屋)
会期:現在開催中 ~6/22(日) “のはらうた40周年展” 9階ナルニアホールと店内フェアの様子
![]() 『のはらうた絵本』の原画が全点展示されたナルニアホールは、とても不思議な空間です。生きものそれぞれで絵のタッチが異なるのに、全体としてあべ弘士さんの「のはらうた」世界が調和している―—これは原画を並べてみたからわかることです。とても気持ちがよくなります。 | ![]() いけずみひろこさんの原画はカラフルで可愛らしく、見ると思わずにっこりしてしまいます。丁寧に彩色された絵は、とても40年以上経っているとは思えない鮮やかさです! |
![]() ホールの中のガラスケースには、あべ弘士さんの絵本製作過程が見えるラフスケッチをお借りしています。モノクロの絵には画家の力がはっきり表れるようで、これらの絵は長年動物をつぶさに見てこられたあべさんだからこそ描けた力強さを感じます。 | ![]() ホールの外には、毎年のカレンダーが大人気の保手浜孝さんの版画も展示されています。今回は版木もお借りしているので、ぜひ刷られた作品と合わせて、精巧な版木もじっくりご覧ください。 |
![]() 『のはらうた絵本』は、くどうなおこさんとあべ弘士さんお二人のサインが入った本を販売中。限定200冊で追加はありません。ご希望の方はどうぞお早めにご来店くださいませ。(通販開始は6月以降を予定) | ![]() エントランスの平台では、現在入手可能な「のはらうた」シリーズが全点並んでいます。それ以外にも工藤直子さんの詩集や、あべ弘士さんの作品・グッズも販売中。詳しくはホームページをご覧ください。 |
【次回のギャラリー展示・予告】 今こそ、「おとうさんとぼく」展(仮)
会場:9階ナルニア国店内ナルニアホール
会期:2025年6月26日(木)~7月21日(月祝)
1930年代、ナチスの時代に出版され、ドイツの人々の心を掴んだエーリッヒ・オーザーの『おとうさんとぼく』。作品を貫くヒューマニズムとユーモアは、人々の心に憎しみと恐怖が影を落とす時代に人としてまっとうに生きようとした作者の魂の輝きそのものと言えます。第2次世界大戦終結から80年、再び世界を対立と分断が席巻しようとする中で、私たちはどうしたらそれにあらがい、つながり続けられるのか。作品と作者の人生を通して考えたいと思います。皆さまのお越しをお待ちしています! ※詳細は店頭チラシとホームページでご案内いたします。