2026年は安野光雅さんの生誕100年記念です。それを記念して、少し早いのですが2025年の12月に2点新刊が出ました。いずれもかつて月刊誌で刊行されたもののハードカバー版です。
話題の1冊が上記写真の『地球は日時計』——1985年に創刊され今年40周年を迎えた月刊誌「たくさんのふしぎ」の、創刊年11月に刊行された1冊が初めてハードカバー化されました。刊行当時は仕掛けの部分を自分で作ってみるタイプだったようですが、今回は立体の仕掛けが7ページ組み込まれています。一つ一つ手作りだそうで、なんとも手間のかかった1冊です。仕掛けは地球の自転と公転が影を見ながら観察できるようになっており、最後のページでは日時計を自分で作るための手引きもあります。読んでフムフムと思うだけでなく、実際に手を動かしたり太陽の光で実験・観察をしてみたりと、深い学びにつながっていく「しかけ」がこの本にはいっぱい詰まっているのです。

家の窓から差し込む太陽の光を観察すると、季節によって光の届く位置が変わることが分かると聞いて、とりあえず家をのぞき込むくろみみくん。

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クリスマスプレゼントにもピッタリな『地球は日時計』は、人気が高く早くも出版社品切れに! しかも制作に時間がかかるとのことで、次の重版出来は2026年2月末になるそうです。ナルニア国には今のところ在庫が5冊程度ありますので、ご希望の方はお早めにご来店ください。
もう1冊の新刊は、安野さんの最後の絵本となった『なぞなぞ』(こどものとも2021年3月号)。思わずクスっと笑ってしまうようなユーモラスな問いと絵の連続に、子どもも大人も魅了されそうです。楽しんで考えることを私たちに教え続けてくれた安野さんの最後の贈り物を、ぜひ子どもたちにプレゼントしてあげてください🎁

『地球は日時計』安野光雅 作/福音館書店 3960円(税込)
『なぞなぞ』安野光雅 さく・え/福音館書店 1320円(税込)

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