
【たくさんのふしぎ40th】🤔 (1996年6月1日発行)
『ダーウィンのミミズの研究』
新妻昭夫 文
杉田比呂美 絵
福音館書店 刊
2000年6月15日 発行
1430円(税込)
40ページ
ミミズの研究に40年ーーほとんど生涯をかけたのは「進化論」で有名なダーウィンです!
ダーウィンといえば、生物は進化するという説「進化論」で有名な19世紀のイギリスの学者です。「進化論」を読んだ、いや、読もうという人は、そう多くはないでしょう。なんだかとっつきにくそうだし、専門の研究者でもない限りダーウィンとは無縁。そんなもんだと思います。
ところが、なんとわたしたちの暮らしにも身近な「ミミズ」の研究をしていたというではありませんか! これは驚き桃の木山椒の木、です。その研究について詳しく、絵解きしたのが本書というわけです。
ダーウィンは「進化論」と共に『ビーグル号航海記』も有名ですね。5年にわたる世界一周の冒険譚。ミミズの研究は、この航海から帰国して1年後、ウェッジウッドおじさんの家をたずねたことから始まりました。ーーウェッジウッドって聞いて「?」と思ったかたはカンがいいです。そう陶磁器で有名な、よく引き出物などでお目にかかるウェッジウッドの親族なのでした、ダーウィンは。少しは興味を持てましたか(笑)?
そのおじさんとの会話の展開から、ミミズの研究を始めます。
それは、家の裏庭につづく牧草地の一角に白亜の破片をばらまくことからでした。ミミズが土を食べ、土のフンをする。そうやって白亜の破片を埋めていくのを証明しようとしました。ダーウィンの規則正しい生活がそれを支えます。朝7時に起床、食事をし、書斎で研究、午後の散歩、10時半には就寝。
この暮らしを続け、ミミズが地表を耕していることを証明したのでした!
なんという根気強さ。よくミミズのいる土はよいとか聞きますが、その意味がよくわかる1冊です。
『ミミズの作用による肥沃土の形成とミミズの習性と観察』がダーウィンの書いた本の正式な書名だそうです。もっとよく知りたい、と思った人は挑戦してみてはいかがでしょうか。 (す)
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