クリーンヒット ⚾ ノンフィクション
『福祉は誰のため?』
竹端寛 著
筑摩書房 刊
2025年9月10日 発行
990円(税込)
223ページ
対象:高校生から

支援が必要な人は「困った人」じゃない!

福祉って、なんとなく一部の困っている人のためのものって思い込んでいる節があるかもしれません。でも、いつ何時、何が起こるかはわかりません。誰もが助けが必要になることがあり得ます。

自己責任論が幅をきかせすぎているように思う昨今、本書はそこを乗り越えてケアし合う社会を目指す方法を示しています。
元気で健康であればあるほど、福祉って遠い世界のように見えるかもしれません。
でも、そんなときこそ考えてみるよい機会です!
第1章あなたの一段は他人の十段?ーー他者を理解すること、第2章なぜ人は追い込まれていくの?--自己責任論を考え直す、第3章家族が支えるのが当たり前?ーーケアの社会化、第4章ともにケアし合う社会とは?ーー福祉は誰のため?、といった章立てで論が進められます。著者は普段から特に福祉に興味があるとはいえない学生に(!)自分事として考えてもらうよう教鞭をとっている人。なので、難しすぎることなく、身近な話題から論を展開していて、とても読みやすいです。

福祉のことを考えるのは、社会の在り様を考えていくことだと感じました。どんな風だったら生きやすいのか。生きにくさを感じたときに無理なく助けを求められる、そんな誰にとっても息をしやすい社会でありますように、と強く思ってページを閉じました。 (す)

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