毎月第4土曜日に行われている子どものためのおはなし会。
10/25(土)もたくさんの子どもたちが来てくださいました。
ありがとうございました✨

おはなし会ではスタンプカードをお配りしております。
スタンプカードがいっぱいになるとかわいいプレゼントももらえるので、お楽しみにしていてくださいねっ!
スタンプをおすときの子どもたちの嬉しそうな様子といったら…こちらもとっても嬉しくなります💛

さて、プログラムの詳細をご紹介します🎵

◇◇◇ ◇◇◇ プログラム ◇◇◇ ◇◇◇ 

1, わらべうた

ーいもにめがでて

2, 絵本『どうやってねるのかな』(福音館書店)

3, 絵本『ぐりとぐら』(福音館書店)

4, おはなし「マーシャとくま」

―『ロシアの昔話』(福音館書店)より

5, ふりかえり

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1, わらべうたー いもにめがでて

♬いもに めがでて はがでて ほい♬
たのしい たのしい いもじゃんけん(^^)

子どもたちはみんな、どのような動作をして楽しむのかをすぐに覚え、その覚えるはやさに改めて驚かされました。
楽しいときは、その”楽しさ”を共有しようと後ろにいるお父さんお母さんのほうを振り返る様子も見られ、
その時の明るい笑顔が今も心にのこっています。

気軽にできるわらべうた。
「あがりめ さがりめ」「げんこつやまのたぬきさん」など、わらべうたはたくさんありますが、幼い時から慣れ親しんだという方は、どのくらいいらっしゃるでしょう。
今はスマートフォンなどの機器があり、泣いたらすぐスマホを見せて静かにさせる…という風景をたまに見かけますが、子どもの立場になってみると、個人的にはさみしい気持ちになってしまいます。
私は今でもわたべうたをして楽しんだ記憶が温かな思い出としてのこっていて、わらべうたを耳にすると、そのときの安心感や幸福感を思い出します。
このような、人と人との触れ合いを通した温もりから得られる【安心感・幸福感を含んだ記憶】が、子どもたちにとって、機器からは得られない「大切な宝物」として心に刻まれるのだと感じます。

わらべうたを楽しんだあとは、子どもたちは自然とおはなしの世界に入り込む準備が整います。
おはなし会をする機会の多い方や、おうちの方はぜひお子さんと、目と目を合わせて、たくさんお話をして、こちょこちょして笑わせたり…!と触れ合って、わらべうたで楽しい時間を過ごしてほしいです。

2,絵本『どうやってねるのかな』(福音館書店)

りす、こうもり、フラミンゴ…出てくる動物たちがどうやってねるのか、子どもたちは興味津々。
フラミンゴを見たことがあるか問われたとき、「見たことある!」と答える子どもが多く、さらに、「どうやってねるのかな~~」と、絵本をもっと近くで見ようと身を乗り出す様子からは、
動物への関心の高さを改めて感じました。

印象的だったのは、語り手が「オオカミが腹ばいになって寝るのは、犬が寝ている姿と似ているね」と話した時のこと。みんな、その言葉に共感して素敵な笑顔になっていました☆
自分が知らないことも、自分が知っていることと照らし合わせて考えられると、また違う楽しみや発見があるんですね♫
また、子どもの絵を見る力が素晴らしいことを感じられたのは、キリンが出てくるページ。
絵本の中で、親は首をたてていましたが、子は首を曲げて寝ていて、親子で動きが違っているよという指摘があり、細かく、よく見ていることを実感したのでした。

さいごは、「表紙のコアラは、どうやってねるのかな?」と、コアラの寝方も知った子どもたち。
次に動物園へ行くときは、眠り方についても考えるのでしょうね🍀

3, 絵本『ぐりとぐら』(福音館書店)

「ぼくらのなまえはぐりとぐら このよでいちばんすきなのは おりょうりすること たべること ぐりぐらぐりぐら」…子どもたちがルンルンと楽しそうに体を揺らして楽しんでいたのが、この部分。
リズムにのって首を左右にふっている様子が、とてもかわいらしかったです。

「みちの まんなかに、とてもおおきな」と読んだとき、次を待たずに「たまごー!」という元気な声が聞こえてきたときには、覚えるくらいたくさん読んでいること、ぐりとぐらが大好きなことを感じました。

「さぁ、たまごを わるぞ!」ぐりがげんこつでたまごをたたいたときには、「いたそう…」と言ってにやりと笑う子どももいました(^^)
ふんわりカステラが出来た時の嬉しそうな様子といったら☆
ぐりとぐらが60年~愛される理由がわかる時間でした。

4, おはなし「マーシャとくま」
―『ロシアの昔話』(福音館書店)より

語り手の目を見て、お話を聞く時間。子どもたちは真剣に耳を傾けていました。どんな絵が浮かんでいたのでしょう。
素話は、絵本とちがってマーシャやくまがどんな姿をしているのか、つづらがどんな形をしているのかなどを見ることはできませんが、心の目で想像することができます。
語り手の目を見ながら、その先でお話の世界に入り込んでいる様子を後ろからしっかりと感じられ、子どもたちには、このような時間をすごす時間が多くあってほしいと思いました。
もし、マーシャが入っていたつづらがどんな形か知りたいなと思ったら、絵本もあるのでぜひ見てみてくださいね。

5, ふりかえり

読んだ絵本の紹介とともに、今回読まなかったおすすめの絵本についてもお話をしました。
おすすめの絵本として紹介したのは、『どうやってみをまもるのかな』福音館書店と『なにのこどもかな』福音館書店。『どうやってみをまもるのかな』も含め、すべて薮内正幸さんの作品です。緻密な絵は見事。ぜひお手にとってご覧いただきたいです。
さらに、『ぐりとぐら』続きのひとつとして『ぐりとぐらのおきゃくさま』福音館書店も紹介しました。クリスマスに関するお話で、子どもたちはその内容をちゃんと知っていました。この時期にぴったり☆クリスマスプレゼントの候補にもいかがでしょう!

来てくださった皆さん、ありがとうございました。今回は折り紙の素敵なお土産つきでした。またぜひ、いつでもいらしてくださいね!お待ちしております📖✨

次回の子どものためのおはなし会については こちら からご覧くださいませ。

(み)

 

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【ご紹介した本についてー】

📖『どうやってねるのかな』福音館書店(税込990円)
📖『ぐりとぐら』福音館書店(税込1100円)
📖『ロシアの昔話』福音館書店(税込1045円)

📖『どうやってみをまもるのかな』福音館書店(税込990円)
📖『なにのこどもかな』福音館書店(税込990円)
📖『ぐりとぐらのおきゃくさま』福音館書店(税込1100円)
📖『マーシャとくま』福音館書店(税込1210円)

 

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