2012年1月29日~2月4日入荷分

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 6点

『ぽぽんぴぽんぽん』福音館書店
『おべんとう』福音館書店
『さんすううちゅうじんあらわる!』講談社
『ようちえんいやや』童心社
『滝のむこうの国』偕成社
『トミーとティリーとタブスおばあさん』集英社

♪ フィクション ♪ 4点

『おめでたこぶた その1 四ひきのこぶたとアナグマのお話』 
                         福音館書店
『キムの十字架 夏海の、これから』草土文化
『紅に輝く河』角川書店
『タマゴマンのもと』北海道新聞社
 
♪ ノンフィクション ♪ 14点

『カエル』ほるぷ出版
『どうやって作るの? パンから電気まで』偕成社
『ヨーロッパの小学生 全6巻』学習研究社
『東海道、山陽、九州新幹線』汐文社
『田植機』農山漁村文化協会
『スティーブ・ジョブズ』ポプラ社
『見てびっくり野菜の植物学』少年写真新聞社
『よくわかる再生可能エネルギー』学習研究社
『福島の子どもたちからの手紙』朝日新聞社
『映画カントクは中学生!』汐文社
『きみの町にコウノトリがやってくる』くもん出版
『児童文学キッチン』講談社
『雪の結晶図鑑』北海道新聞社
『必ず役立つ吹奏楽ハンドブック コンクール編』 
                 ヤマハミュージックメディア

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『ぽぽんぴぽんぽん』 松竹 いね子(文)ささめや ゆき(絵)
 福音館書店 700 円 12/02発行(0.1.2.えほん)
 →ぽぽんぴぽんぽん たろうくんのおへそはどーこ? 07年「こ
  どものとも0.1.2.」刊のハードカバー化。

『おべんとう』 小西 英子(文・絵) 福音館書店 800 円 
 12/02発行(幼児絵本シリーズ)
 →おべんとうばこ用意して、さあて何から入れようか? 09年
  「こどものとも年少版」刊のハードカバー化。

『さんすううちゅうじんあらわる!』 かわばた ひろと(文)
 高畠 那生(絵) 講談社 1400 円 12/01発行
 (講談社の創作絵本)
 →ガンバルル小学校に突然現れた宇宙船。“すごいさんすう”を
  見せないと地球をキョダイデメゴンのエサにすると言う…。

『ようちえんいやや』 長谷川 義史(文・絵) 童心社
 1300 円 12/02発行(絵本・こどものひろば)
 →たけしくんが今日もトイレで泣いている。「ようちえんいくの
  いややー」まなちゃんも、つばさくんも、ののほちゃんも、み
  んな「いややー」と泣いている。だって…。

=小学校低学年以上=

『滝のむこうの国』 ほりかわ りまこ(文・絵) 偕成社
 1200 円 12/02発行(今昔物語絵本)
 →京の都にすんでいた大納言は友だちの陰陽師の別荘に出かけま
  した。ところが、出てはならぬと言われていた木戸から抜け出
  てしまい…。「今昔物語集」を絵本化したシリーズ3巻目。

=小学校中学年以上=

『トミーとティリーとタブスおばあさん』 ヒュー・ロフティング
 (文・絵)南條 竹則(訳) 集英社 1500 円 12/02発行
 →100歳のダブスおばあさんは、大風で家を吹き飛ばされてしま
  う。動物たちはおばあさんのために知恵を出し合って助けよう
  とするが…。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『おめでたこぶた その1 四ひきのこぶたとアナグマのお話』 
 アリソン・アトリー(文)やまわき ゆりこ(絵)すがはら 
 ひろくに(訳) 福音館書店 1300 円 12/02発行
 (世界傑作童話シリーズ)
 →トム、ビル、アン、サムの4匹のこぶたが、森のはじっこで幸
  せに暮しています。末っ子のサムはじっとしていられず、いつ
  も騒動を起こします。ゆかいなお話、全6話収録。挿絵も楽し
  んで。

=小学校高学年以上=

『キムの十字架 夏海の、これから』 和田 登(文)和田 春奈
 (絵) 草土文化 1500 円 11/12発行
 →9歳のときに両親を事故で亡くした、夏海と冬海の姉妹。預け
  られた軽井沢の祖父母の家である日夏海は母の作文を見つける
  。その中に書かれていたのは思いもよらない事実だった。

=中学以上=

『紅に輝く河』 濱野 京子(文) 角川書店 1700 円 
 12/01発行(銀のさじ)
 →神官の託宣が力を持つファスール王国。国母の皇女アスタナに
  国に仇なす、と国を救うとの託宣がおり、異母姉妹と入れ替え
  て育てられ…。

『タマゴマンのもと』 坂本 勤(文・絵) 北海道新聞社
 1500 円 11/12発行
 →学年便りから生まれた「タマゴマン」。中学教師だった著者が
  綴った学年便りを元に作られた本。未発表の詩文集「父と子の
  夏休み」収録。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『カエル』 マーク・W・モフェット(文) ほるぷ出版 2200 円 
 12/01発行(ナショナルジオグラフィック動物大せっきん)
 →世界各地の珍しいカエルをナショナルジオグラフィックのカメ
  ラマンが、迫力ある写真で紹介する。監修:小宮輝之

『どうやって作るの? パンから電気まで』 オールドレン・ワト
 ソン(文・絵)竹下 文子(訳) 偕成社 2000 円 12/02発行
 →ゴム、紙、本、石炭、電気、ガラス、プラスチック、チョコレ
  ート、パンなどがどうやって作られるのかを絵本で分かりやす
  く解説する。

=小学校中学年以上=

『ヨーロッパの小学生 全6巻』 多田 孝志監修(文)
 学習研究社 3000 円 12/02発行(ヨーロッパの小学生)
 →世界の小学生を、写真や資料で解説するシリーズ・ヨーロッパ
  編。第1巻ではイギリスの公立小学校と私立小学校を紹介する。

『東海道、山陽、九州新幹線』 恵 知仁(文) 汐文社 2300 円 
 12/01発行(すべてがわかる!日本の新幹線1)
 →日本の新幹線の技術を紹介するシリーズ。第1巻目は、東海道、
  山陽、九州新幹線。

『田植機』 高井 宗宏監修(文) 農山漁村文化協会 2200 円 
 12/01発行(シリーズはたらく農業機械2)
 →田植機の特徴やその働き、歴史をカラー写真やイラストで分か
  りやすく解説する。

=小学校高学年以上=

『スティーブ・ジョブズ』 パム・ポラック(文)伊藤 菜摘子
 (訳) ポプラ社 1200 円 12/01発行
 →共著:メグ・ベルヴィソ/子どもの頃から機械が大好きだった
  スティーブ。21歳で会社をおこし、これまでなかった新しいコ
  ンピュータを提案。常に夢を追っていきてきたスティーブの人
  生を語る。

『見てびっくり野菜の植物学』 盛口 満(文) 少年写真新聞社
 1800 円 12/02発行
 →野菜の花、実、種子、葉…野菜の素顔を美しいイラストで紹介
  する。野菜の魅力を堪能できる1冊。

『よくわかる再生可能エネルギー』 矢沢サイエンスオフィス
 (文) 学習研究社 4500 円 12/02発行
 →太陽光や水、風、地熱などの再生可能な自然エネルギーで電気
  を作る方法を図説やカラー写真で詳しく紹介する。

『福島の子どもたちからの手紙』 KIDS VOICE編(文)
 朝日新聞社 1300 円 12/02発行
 →福島原発事故によって大きく変わってしまった福島の子どもた
  ち。子どもたちの心の叫びを綴った作文や手紙を掲載する。

『映画カントクは中学生!』 艸場 よしみ(文) 汐文社
 1400 円 12/01発行
 →2010年公開された映画「やぎの冒険」の監督は、当時14歳の中
  学生、仲村颯悟くん。小学生の時からカメラを持ち、映画作り
  は遊びの1つだったという。

『きみの町にコウノトリがやってくる』 キム・ファン(文)
 くもん出版 1400 円 12/02発行
 →野生のコウノトリを捕獲し、人工飼育をはじめて40年以上。コ
  ウノトリを野生に復帰させる、このプロジェクトに関わった人
  たちの様々な物語。

=中学以上=

『児童文学キッチン』 小林 深雪(文) 講談社 1300 円 
 12/02発行
 →『くまのプーさん』『長くつ下のピッピ』『赤毛のアン』…そ
  れぞれのお話に出てくるお菓子を紹介しながら、物語を解説す
  る。料理:福田里香。

『雪の結晶図鑑』 菊地 勝弘(文) 北海道新聞社 2200 円 
 11/12発行
 →北海道、北極から南極まで、世界中に降る雪の結晶を世界最新
  の分類で紹介する世界で初めてのカラー図鑑。1600枚の偏
  光顕微鏡写真収録。共著:梶川正弘

『必ず役立つ吹奏楽ハンドブック コンクール編』 丸谷 明夫
 監修(文) ヤマハミュージックメディア 1500 円 11/12発行
 →コンクールにのぞむために必要な目標作り、練習方法、スケジ
  ュールの作り方など、必要なノウハウを伝える。

■ 今週の一冊 ■

 今週は嬉しい1冊! 『おめでたこぶた その1 四ひきのこぶた
 とアナグマのお話』です♪

 作者は『チム・ラビットのぼうけん』(童心社)や『グレイ・ラ
 ビットのおはなし』(岩波書店)などでおなじみのアリソン・ア
 トリーです。この作家らしい丁寧な描写が本書でも冴えています。

 冒頭のお話は「三びきのこぶた」のアトリー版ともいうべきもの。
 また他のお話も、マザーグースや昔話を栄養にしてうまれたこと
 がうかがえます。そのあたりの詳しいことが訳者によって「訳注
 のかわりに―昔話とわらべうたの雑記帳」として、わかりやすく
 まとめられているので、大人の読者は必読! わからなくてもお
 話を楽しむのに困りませんが、知っていると「ほほぅ」となるこ
 とでしょう。

 アトリーはぶたが好きだったとか。愛らしいこぶた達のお話から
 も伝ってきます。とにかく、かわいい!!!

 このかわいらしさを倍増させているのが、やまわきゆりこさんの
 挿絵。「『ぐりとぐら』の人だ…」と小さい読者にも親しまれる
 と思います。こぶたが住んでいるお家の周囲の様子の描写は、お
 話を読む助けになりますし、こぶたのしっぽもとてもかわいいの
 です。

 早く続きも読みたいです。楽しみに待ちたいと思います。(す)