2014年7月6日~7月12日入荷分
■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 9点

『ないているないてる』クレヨンハウス
『わらってるわらってる』クレヨンハウス
『クリスティーナとおおきなはこ』偕成社
『かんなじじおどり』BL出版
『ちいさなきしゃとおおきなおきゃくさん』徳間書店
『ダンゴロゴロちゃん』PHP研究所
『うきうきわくわく』至光社
『スーパーぶたさんですよ』クレヨンハウス
『ペニーさんのサーカス』徳間書店

♪ フィクション ♪ 9点

『白い自転車、おいかけて』PHP研究所
『わたしちゃん』小峰書店
『ムーミンパパ海へいく 新装版』講談社
『ブサ犬クーキーは幸運のお守り?』文渓堂
『駅のふしぎな伝言板 ものだま探偵団2』徳間書店
『夏休みに、翡翠をさがした』アリス館
『妖怪の弟はじめました』講談社
『宮沢賢治怪異小品集 可愛い黒い幽霊』平凡社
『それは甘くないかなあ、森くん。』ポプラ社

♪ ノンフィクション ♪ 23点

『わたしはカメムシ』ポプラ社
『オオサンショウウオ』そうえん社
『大研究カイコ図鑑』国土社
『いる?いない?のひみつ』学研教育出版
『大昔の生きもの』ポプラ社
『自動車・船・飛行機』ポプラ社
『地球』ポプラ社
『北海道の漁業』ほるぷ出版
『ビジュアル食べもの大図鑑』金の星社
『たね』技術評論社
『小水力発電』大月書店
『ナックの声が聞きたくて!』講談社
『カラフルなぼくら』ポプラ社
『古典を読んでみましょう』筑摩書房
『打倒!センター試験の現代文』筑摩書房
『新聞社・出版社で働く人たち』ぺりかん社
『美しい星座絵でたどる 四季の星座神話』誠文堂新光社
『戦争するってどんなこと?』平凡社
『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』紀伊国屋書店
『箱のおりがみ3』日本ヴォーグ社
『昆虫博士入門』全国農村教育協会
『シーラカンスの謎』誠文堂新光社
『ときめくチョウ図鑑』山と渓谷社

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点

『アンネ・フランク物語』講談社
『かんたん短歌の作り方』筑摩書房

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『ないているないてる』 工藤 ノリコほか(絵) クレヨンハウス 1200 円
14/07発行
→西村繁男、高畠邦生、おくはらゆめ、tupera tuperaなど、
様々な作家がそれぞれの泣き顔の作品を掲載。

『わらってるわらってる』 とよた かずひこほか(絵) クレヨンハウス
1200 円 14/07発行
→とよたかずひこ、さいとうしのぶ、五味太郎、飯野和好など、様々な作家が
それぞれの笑い顔の作品を掲載。

『クリスティーナとおおきなはこ』 パトリシア・リー・ゴーチ(文)ドリス・
バーン(絵)おびか ゆうこ(訳) 偕成社 1300 円 14/07発行
(世界の絵本)
→ある日、クリスティーナの家に冷蔵庫が届きます。クリスティーナは冷蔵庫
の箱を庭に置き、お城を作ります…。

『かんなじじおどり』 加藤 休ミ(文・絵) BL出版 1400 円 14/07発行
→毎晩踊っては、庭や家を守る妖怪かんなじじ。ある日、別の妖怪ちよ、やそ
きち、げげんおにが宿る家を探していると、かんなじじが誘います。

『ちいさなきしゃとおおきなおきゃくさん』 クリス・ウォーメル(文・絵)
小風 さち(訳) 徳間書店 1500 円 14/07発行
→小さな汽車にある朝、せいうちとぞうとくまが乗り込みます。何とか走って
町まで行きますが、帰りにそれぞれが買い物をしすぎて汽車ははちきれんば
かりに…。

『ダンゴロゴロちゃん』 タダ サトシ(文・絵) PHP研究所 1300 円
14/07発行(わたしのえほん)
→ダンゴムシが大好きなともちゃん。袋いっぱい集めたダンゴムシが一匹の大
きなダンゴムシに変わります。ともちゃんは大喜び!

『うきうきわくわく』 渡 洋子(文)かすや 昌宏(絵) 至光社 1200 円
14/07発行
→天使の羽が光になって落ちてきた。りすさんが受け取るとうきうきわくわく。
きつねさんにうきうきわくわくをおすそ分け。

『スーパーぶたさんですよ』 モー・ウィレムズ(文・絵)落合 恵子(訳)
クレヨンハウス 1400 円 14/07発行(ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本)
→ぶたのピギーがジェラルドのボールを投げます。すぐに落ちてきたのにピ
ギーは自分をスーパーぶたさんだと自画自賛。

=小学校低学年以上=

『ペニーさんのサーカス』 マリー・ホール・エッツ(文・絵)松岡 享子(訳)
徳間書店 1400 円 14/07発行
→ペニーさんのうちのやぎのスプロップがサーカスから逃げてきたクマとチン
パンジーを見つけます。ペニーさんは彼らを家族にするために奔走し…。
シリーズ3巻目。完結編。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『白い自転車、おいかけて』 松井 ラフ(文)狩野 富貴子(絵)
PHP研究所 1100 円 14/07発行(とっておきのどうわ)
→自転車を買ってもらったお姉ちゃんは最近ゆかを置いてきぼりにして、自転
車で遊びに行ってしまいます。そんなある日、自転車の鍵が落ちているのを
ゆかが見つけます。

『わたしちゃん』 石井 睦美(文)平澤 朋子(絵) 小峰書店 1100 円
14/07発行(おはなしだいすき)
→お父さんの仕事の都合で引っ越しをしたまり。大好きなおじいちゃん、おば
あちゃんと離れてしまい寂しくてたまらない。そんなある日、見知らぬ女の
子、わたしちゃんに出会う。

=小学校中学年以上=

『ムーミンパパ海へいく 新装版』 トーベ・ヤンソン(文)小野寺 百合子
(訳) 講談社 740 円 14/07発行(講談社青い鳥文庫)

『ブサ犬クーキーは幸運のお守り?』 今井 恭子(文)岡本 順(絵)
文渓堂 1300 円 14/07発行
→キャリア・ウーマンのケイコさんに飼われることになったペットショップの
売れ残り犬クーキー。楽しく暮らしていたがある日、待てど暮らせどケイコ
さんが帰ってこない。

=小学校高学年以上=

『駅のふしぎな伝言板 ものだま探偵団2』 ほしお さなえ(文)くまおり 純
(絵) 徳間書店 1500 円 14/07発行
→5年生の七子は転校先で物に宿った魂の声が聞こえるクラスメイト鳥羽の「も
のだま探偵」の助手をする。ある日、町で物忘れをする人が続出する事件が発
生…。

『夏休みに、翡翠をさがした』 岡田 依世子(文)岡本 順(絵) アリス館
1400 円 14/07発行
→翡翠を探しに玉江は、いとこの哲平、同級生の信彦と翡翠をさがしに大人には
内緒で、立ち入り禁止の洞窟へ。

『妖怪の弟はじめました』 石川 宏千花(文)イケダ ダイスケ(絵) 講談社
920 円 14/07発行
→容姿端麗、成績優秀の完璧な兄を持つ小5の迅。ところがある日、兄が妖怪の
子どもだったことが発覚。

=中学以上=

『宮沢賢治怪異小品集 可愛い黒い幽霊』 宮澤 賢治(文) 平凡社 1400 円
14/07発行(平凡社ライブラリー)
→夜、若い木霊、ざしき童子のはなし、水先月の四月、山男の四月など宮沢賢
治の幻想的な小品を掲載。編:東雅夫

『それは甘くないかなあ、森くん。』 小野寺 史宣(文) ポプラ社 1400 円
14/07発行
→顧客とケンカをして会社を辞めた森26歳。会社の寮を追い出され、友人知人
宅を泊まり歩く放浪生活が始まる…。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=幼児以上=

『わたしはカメムシ』 新開 孝(文)新開 孝(写真)ポプラ社 1200 円
14/07発行(ふしぎいっぱい写真絵本)
→様々な種類の美しいカメムシやカメムシの成長の過程を写真で紹介。

=小学校低学年以上=

『オオサンショウウオ』 ゆうき えつこ(文)福田 幸広(写真)そうえん社
1400 円 14/07発行(写真のえほん)
→鳥取県の山奥の川で生息しているオオサンショウウオの「1年に1度の大仕事」
を写真におさめる。

=小学校中学年以上=

『大研究カイコ図鑑』 横山 岳監修(文) 国土社 3800 円 14/07発行
→カイコの生態、飼育方法、歴史や未来について写真や図でわかりやすく解説。

『いる?いない?のひみつ』 並木 伸一郎監修(文) 学研教育出版 880 円
14/07発行(学研まんが 新・ひみつシリーズ)
→世界各地で発見された未確認生物UMAとUFOを紹介。

『大昔の生きもの』 小林 快次監修(文) ポプラ社 2000 円 14/07発行
(ポプラディア大図鑑ワンダ)

『自動車・船・飛行機』 自動車技術会監修(文) ポプラ社 2000 円
14/07発行(ポプラディア大図鑑ワンダ)
→監修:賞雅寛而、中村浩美

『地球』 斎藤 靖二監修(文) ポプラ社 2000 円 14/07発行
(ポプラディア大図鑑ワンダ)

=小学校高学年以上=

『北海道の漁業』 渡辺 一夫(文)渡辺 一夫(写真)ほるぷ出版
2800 円 14/06発行(漁業国・日本を知ろう)
→知床半島のサケ漁、北海道の様々な漁業を写真を中心に紹介。
監修:坂本一男

『ビジュアル食べもの大図鑑』 WILLこども知育研究所編(文) 金の星社
5500 円 14/03発行
→野菜・果物、肉・魚介の元の姿、大きさ、育ち方、旬を写真やイラストで
紹介。日本の食や世界の食も紹介。

『たね』 近田 文弘(文)久保 秀一(写真)技術評論社 2680 円
14/08発行(ずかんシリーズ)
→日本の野山で見られる植物や食卓の果物や野菜、穀物の中から、姿が面白
い物、実や種の仕組みが面白いものなど、ユニークな種を写真で紹介。

『小水力発電』 高橋 真樹(文)高橋 真樹(写真)大月書店 2750 円
14/07発行(親子でつくる自然エネルギー工作3)
→100円ショップなどで手に入る材料で、ふんすい実験、シーソーししおどし
などのミニミニ水力発電の工作を作る。編:川村康文

『ナックの声が聞きたくて!』 村山 司(文) 講談社 1200 円 14/07発行
(世の中への扉)
→イルカを研究している著者が鴨川シーワールドのシロイルカのナックと出会
い、言葉を覚えさせる奮闘の20年間を描く。

=中学以上=

『カラフルなぼくら』 スーザン・クークリン(文)浅尾 敦則(訳) ポプラ社
1500 円 14/07発行
→性同一性障害の若者たちをインタビューで紹介。それぞれの心と体の遍歴を
ひとりひとりが語る。

『古典を読んでみましょう』 橋本 治(文) 筑摩書房 860 円 14/07発行
(ちくまプリマ―新書)
→古典とは著者曰く「今の日本語とは違う日本語」で書かれているので「ちょっ
と見ただけではわからない」。でも「慣れ」てみれば「分かる」ことになるか
も、と読んでみようと呼びかけている。

『打倒!センター試験の現代文』 石原 千秋(文) 筑摩書房 780 円
14/07発行(ちくまプリマ―新書)
→受験現代文の攻略は、小説では「よい子」に、評論では「進歩的知識人」にな
ることだと説く。読解テクニックが具体例をもって挙げられている。

『新聞社・出版社で働く人たち』 山下 久猛(文) ぺりかん社 1900 円
14/07発行(しごと場見学!)
→新聞社や出版社で働く人たちへのインタビューを交えながら、内部のいろいろ
な職種も紹介。新聞社や出版社の現場としくみがわかる本。

『美しい星座絵でたどる 四季の星座神話』 沼澤 茂美(文) 誠文堂新光社
1600 円 14/07発行
→四季ごとに、星座にまつわるギリシャ神話を星座絵や古星座図などで紹介。
共著:脇屋奈々代

『戦争するってどんなこと?』 C・ダグラス・ラミス(文) 平凡社 1400 円
14/07発行
→米海兵隊で沖縄にも駐留し、除隊後津田塾大の教授も務めた著者が、戦争に
ついて中学生の質問に答える形で具体的にわかりやすく解説する。

『10代のうちに知っておきたい 折れない心の作り方』 水島 広子(文)
紀伊国屋書店 1200 円 14/07発行
→友だちや親との関係、ラインやSNSとの付き合い方など、10代の若者が抱
える悩みに精神科医でもある著者が答える。

『箱のおりがみ3』 布施 知子(文) 日本ヴォーグ社 1300 円 14/08発行
→六角、七角、八角、十角の箱の折り紙の折り方を写真と展開図で紹介。「箱
のおりがみシリーズ」最終巻。

『昆虫博士入門』 山崎 秀雄(文) 全国農村教育協会 2750 円 14/07発行
→昆虫の体の構造、くらしを写真で紹介。最終章では日本の昆虫のほとんどの
グループを掲載。

『シーラカンスの謎』 安部 義孝(文) 誠文堂新光社 1500 円 14/07発行
→シーラカンスの生態や体のしくみ、最新の研究成果をアクアマリンふくしま
のシーラカンス研究所で研究を続ける著者たちが解説。共著:岩田雅光

『ときめくチョウ図鑑』 今森 光彦(文)今森 光彦(写真)山と渓谷社
1600 円 14/07発行
→チョウの標本写真や、生態、幼虫・さなぎの写真など多数掲載。写真集と図
鑑を兼ね備えた一冊。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=小学校高学年以上=

『アンネ・フランク物語』 小山内 美江子(文)平澤 朋子(絵) 講談社
680 円 14/07発行(講談社青い鳥文庫)
→アンネ・フラクンクの15歳と9か月の生涯を綴る。本書は89年同社刊『少年少
女伝記文学館 アンネ・フランク』を底本とした。

=中学以上=

『かんたん短歌の作り方』 枡野 浩一(文) 筑摩書房 800 円 14/07発行
(ちくま文庫)

■ 今週の一冊 ■

今週はまず『クリスティーナとおおきなはこ』です。
原書の刊行は40年ほど前の本ですが、古さを感じません。

大きな箱を色々なものに見立てて遊ぶ子どもの様子は、見れば見るほど愛らし
いです。そして何度もページをめくるうちに、ここに描かれているお母さんの
姿に感動しました。クリスティーナが箱を庭に持ち出して遊ぶのを、じっくり
見守っているのです。このいい意味で「放っておく」ことが現代ではなかなか
難しいのかも…と思ってしまいました。

でも、だからこそ、せめて絵本の中で子どもたちと一緒に楽しんでほしい一冊
です。

そして『古典を読んでみましょう』を!
橋本治の文章は慣れないとちょっと読みにくかもしれませんが、毛嫌いせずに
「古典」に触れてみようという入門書です。

あまり肩肘はらずに、高校生くらいの人に読んでほしいな。
もちろん、なんとなく敬遠していた大人の方にもオススメです。

最後に『ペニーさんのサーカス』。
『もりのなか』が特に有名な作品を描いているマリー・ホール・エッツの未邦
訳作品です。これまでにも『ペニーさん』『ペニーさんと動物家族』が刊行さ
れていましたが、これらに続く3冊目。

ペニーさんと家族(動物たちです!)のやりとりは、ほほえましくて、幸せな
読後感に包まれます。絵本としてはかなりの文章量ですが、ゆっくりとお楽し
みください。                         (す)