皆さんは子どものころ、漢字学習は好きでしたか? 私は書き順を覚えたりテストをしたりという普通の授業がすごく好きだったわけではありませんが、漢字そのものには興味がありました。特にまついのりこさん絵の「漢字の本」は、小人のイラストもかわいかったからか、お話を読むように漢字の成り立ちを見て楽しい発見をした記憶があります。
今回は下村式の漢字の本&漢字練習ノートと、白川静さんの漢字の本&漢字学習帳をご用意しました。暗記重視の学習に疑問を呈し「漢字の成り立ちから、古代人の生活・文化などを想像したり、漢字同士や現代の生活・文化とのつながりを知ったりすることを通して、児童が漢字のおもしろさや奥深さを感じ取ることを願っています」という『白川静博士に学ぶ楽しい漢字学習』をぜひお手に取ってご覧ください。

《ドリル2種》
『下村式 となえて書く漢字ドリル 漢字練習ノート』
小学1年生~小学6年生 下村昇著/まついのりこ絵/偕成社 各500円+税
『白川静博士に学ぶ楽しい漢字学習』
一年~六年(※二年は出版社品切れ) 福井県教育委員会編・発行/平凡社 各520円+税

そのほかの本
『漢字のサーカス 常用漢字編1・2』馬場雄二著/岩波ジュニア新書 940円+税
『甲骨文字であそぶ ちゅうごくの十二支のものがたり』せきとみこ・お話/みかみまさこ・構成/おうようかりょう・甲骨文字/JULA出版局 1200円+税
『白川静さんに学ぶ漢字は楽しい』小山鉄郎著/白川静監修/新潮文庫 430円+税