ただ今ナルニアホールで原画展示中の『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』――寺島竜一さんのひょうひょうとした絵が物語とピッタリでなんともおかしく、このコンビを考えられた編集者さんはすごいなーと改めて思います。でもタイトルだけではどんなお話集なのか想像がつきませんよね。そこでお品書きならぬ“目次書き”をしてみました。それがこちら(↑上記写真)。本の見返しに使われている小梅模様をプリントして、そこにスタッフが筆字で5つのタイトルを書いています。くしゃみ、しゃっくり、いびき、おなら、あくび……と、思わず出てしまうアレコレが題材だったことに気がついてくれたかな?(笑)

「梅の木村のおならじいさん」を小学校2年生に紹介したことがあります。おじいさんが山で捕まえたヘンテコな生き物=ズーイグルッペが、おじいさんのおならに不思議な術をかけて……というこのお話に、子どもたちは大喜び! クラス全員で「ズーイグルッペ」を唱和して楽しい時間を過ごしました。ちょっと困った生理現象を描きながら、でもそれら(くしゃみとかね)でないとダメなお話ばかりです。うーん、松岡享子さんって天才かも!? ぜひぜひ子どもたちと一緒に楽しんでください。
寺島さんの原画が見られるのは6月16日まで! どうぞお見逃しなく。

『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』松岡享子作/寺島竜一絵/福音館書店 1500円+税