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『ノースウッズ  生命を与える大地』
大竹英洋 著
クレヴィス 刊
2020年2月 発行
本体2500円+税
215ページ
対象:中学生以上

写真家になって20年。著者、渾身の写真集がついに刊行!

2005年に福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」の1冊として刊行された『ノースウッズの森で』が、著者大竹さんの最初の本になります。それから年月を経て、集大成ともいえるすばらしい写真集を手にすることができました。
それが『ノースウッズ 生命を与える大地』(クレヴィス)です。

北米の湖水地方“ノースウッズ”に魅せられ、この地をフィールドに野生動物のみならず、その地に暮らす人々と自然のかかわりをカメラに収め、その魅力を伝え続けてきた大竹さん。地球上にこんなに美しい場所がまだあることの喜びを感じます。
そして、1枚1枚の写真の裏側にある「物語」を思うとき、心が震えます。
野生動物の姿も胸に響きますが、空や森や湖の写真もとても素敵です!  風やにおいを感じます。

写真がすばらしいのは当然(!)ですが、添えられたキャプションの文章もその魅力をいきいきと伝えてくれます。
どの写真からも、文章からもこの地への大きな愛に溢れているのです。

大竹さんがどうして写真家を目指すようになったかを書いた『そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森ノースウッズ』(あすなろ書房)を読まれた方は、忘れずに本書も手にしてください。大竹さんが写真家になるきっかけとなった世界的写真家、ジム・ブランデンバーグによる序文は感動的です。わたしは思わず涙しました……。

この壮大な自然がまだまだ続きますように、と願わずにはおられません。(す)

*今なら、大竹英洋さん直筆サイン入りの本がありますよ! 限定2冊!!

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