• 期日: 2022年12月1日(木)~ 2022年12月31日(土)まで
    主催: 教文館

O-56-8

1・2階 和書部のイベント・フェア情報がわかる!

 “こちわしょ”12月号を発行しました。O-56-8

今月のラインアップ

 

『2022年本の収穫』フェア

『クリスマス』フェア

「今月の1冊」

 

*もっと情報満載の“こちわしょ”を店頭でも配布してます。ご来店の際には是非ご覧ください。

 

2022年本の収穫フェア            12/1(木)~  二階

 

12月恒例、今年、書評にとりあげられた本や、話題になった本を集めた
“読書の収穫”フェアが始まります。
今年も渡辺京二氏や梯久美子氏など、著者や出版社から特別に提供していただいた
サイン本もたくさんございます。
今年を振り返る本、年末年始に読む本を、どうぞお選びくださいませ。

クリスマスフェア               12/25(日)まで  1・2階

 

1階にクリスマス雑貨。2階にはクリスマス絵本が並んでます。
大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美に。
教文館でしか出会えない逸品ばかりです。
ぜひ期間中に足をお運びくださいませ。12/25まで開催しております。

 

「今月の1冊」

『ラブイユーズ

  バルザック 

  1,848円(税込)

  光文社古典新訳文庫 

 

 

タイトルからは内容が全く想像できず、読み始めると
ある一家の来歴がこまごまと語られ続ける。
「これはいったい何の話?」と不安を感じながらも、あまりの詳しさに、
次第に19世紀フランスの田舎やパリの町の情景が目の前に浮かんできて、
登場人物たちの顔つきが見えてくるほど、物語の中に入り込んでいる!
物語は軍人の兄、画家の弟、その母の一家の行方、異常なほど自分勝手な兄(悪党)に
振りまわされる弟と母、遺産相続をめぐり話は進み、前半で語られた諸々が次々に絡み合い
(あれ、伏線だったの!)、町中の老若男女、善人、悪人、入り乱れての大立ち回り!
言葉で書かれた人間がこれほど厚かましく感じられるとは!
19世紀の小説の雑然とした豊かさが楽しくて楽しくて仕様がない満足の一冊。

A.T.のオススメ