バッハ愛用《カロフ聖書》ファクシミリ版
バッハの音楽は、ここから生まれた —— 信仰と思索の痕跡が刻まれた、唯一無二の聖書
1750年に没した大作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハが、生涯にわたって座右に置き、作曲の傍ら丹念に読み込んだ三巻本の注解付き聖書――通称「カロフ聖書」。本書は、バッハ自身の直筆による下線や欄外書き込みが数多く残された、彼の信仰と創作の源泉を伝える、比類ない歴史資料です。
この聖書は、ルター派正統主義の神学者アブラハム・カロフが詳細に注解を加えたルター訳聖書で、バッハは誤植の訂正や補筆まで行いながら主体的に聖書研究を行っていました。音楽と信仰が深く結びついていた彼の姿を具体的に伝える、唯一無二の一次資料といえます。
1934年に再発見されたこの聖書は、現在、アメリカはセントルイスのコンコーディア神学校に所蔵されています。20世紀最大級のバッハ関連資料の発見とも評され、世界中の研究者や演奏家から注目を集めてきました。
このファクシミリ版は、三巻本セットで原本の大きさ、紙質、印刷の風合い、さらにはバッハの筆跡やインクの質感に至るまで忠実に再現しています。世界初の完全復刻であり、付属の別冊解説書では、バッハの書き込みと作品との関係、当時の神学的・文化的背景について最新の研究成果を踏まえて解説しています。又、購入者特典として三枚組のCDも付属します。
バッハが実際に手にし、思索を重ねた聖書を、現代の私たちも同じ形で体感できる――本書は、音楽史・宗教史・思想史の交差点に立つ記念碑的出版物です。
¥980,000(税抜 ¥890,909)