絵本作家の佐野洋子さんは名エッセイストでもありました。少し前にNHKのEテレで「ヨーコさんの言葉」という番組をやっていましたので、そこでたくさんの名言に出合った方もいらしたと思います。改めて大人だからこそ楽しめる「ヨーコさんの言葉」の数々を皆さんにお届けしたいと思います。どれにしようか迷ったらとりあえず全部買ってしまいましょう。
・朝日文庫『役にたたない日々』（638円：税込）→人生を巡る名言、ゴロゴロ転がっています。
・新潮文庫『ふつうがえらい』（572円：税込）→男も女も子供も読め、涙がでるほどおもしろい、元気がでてくるエッセイ集。
・ちくま文庫『問題があります』（770円：税込）→愛と笑いがたっぷり詰まった極上エッセイ集。
・光文社文庫『死ぬ気まんまん』（550円：税込）→著者の思いがいっぱいに詰まった魅力的なエッセー集。
※コメントは文庫裏表紙の紹介文より。
ナルニアホールの中で佐野さんの銅版画と一緒に紹介されているエッセイ「見知らぬ街に降る雪は」は、『私の猫たち許してほしい』（ちくま文庫／858円：税込）に収録されたものです。全文を読みたい方はぜひこの本をお求めください。本書は1982年に出版された佐野さんの初めてのエッセイ集で、生い立ちと日常をオムニバス風に綴ったものです。佐野さんの絵が素晴らしいのはもちろんですが、こんな風に言葉を綴ることができるとは……なんてすごい人だったのだろうと思います。改めて言葉による佐野洋子の世界をじっくり味わいたいものです。
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