♪2021年7月24日(土)プログラム♪

1、うみ 「いっしょにうたって!」こぐま社

2、絵本「およぐ」福音館書店

3、おはなし「ふしぎなたいこ」岩波書店

4、絵本『うさこちゃんとうみ』福音館書店(小さい子用)

  絵本『3人のちいさな人魚』評論社(少し大きい子用) 

※おはなし会担当・くにおかから♪

1、うみ
うみはひろいな おおきいな
つきがのぼるし ひがしずむ

うみはおおなみ あおいなみ
ゆれてどこまで つづくやら

うみにおふねをうかばして
いってみたいな よそのくに

夏になると、知らず知らず口ずさむ歌のひとつー「うみ」
今回も、ましませつこさんの絵の『いっしょにうたって!』を
開いて、親子で歌ってみてください。
しかし、改めて詩を見てみると、なんてスケールが大きく、かつ
情緒たっぷりな歌なのでしょう。
うたい継がれる歌って、やはり歌自体の魅力と力があります。
ロングセラー絵本と同じですね。

2、『およぐ』
前回に引き続き、今週も最初にかがくのとも傑作絵本のご紹介です。

あなたは、プールで泳げますか?

主人公は泳ぎが苦手な男の子。
水に顔をつけるのも嫌がっていたのに
絵本のおはなしが進むにつれて、いつの間にか
プールでバタ足までできるようになります。

先週、ナルニア国の近所の幼稚園でこの絵本を
読みましたが、「ぶくぶくぱっ ぶくぶくぱっ」を
する場面では、園児たちも一緒になって
「ぶくぶくぱっ」

水が苦手!!というお子さんも
「ぼくも、わたしも、泳ぎたい!」という
気持ちにしてくれる絵本です。

長くないので、おはなし会の絵本にも小回りがきいて
使えます。

思いっきりプールや海で泳げる日が早く来ますように!

3、おはなし「ふしぎなたいこ」
日本の昔話です。
げんごろうさんが、持っているのは「ふしぎなたいこ」
たいこを叩いて唱えると鼻がずんずん高くなります。

「おれのはなたかくなれ、おれのはなたかくなれ」
するとげんごろうさんの鼻はにょきにょき にょきにょき
伸びて、天のあまの川へ。
さて、このあとげんごろうさんは…?!!

文は石井桃子さん、絵は清水崑さんの岩波子どもの本。
おふたりのコンビがベストマッチで、『ふしぎなたいこ』は
この絵本以外は考えられないな…と改めて思います。

4、『うさこちゃんとうみ』
ディック・ブルーナの絵本。
そしてこれも文は石井桃子さん。
石井さんの文章は声に出して読むと日本語の魅力が
倍になります。
私の好きな文章は(なぜか)
「ああ はやかった らくだった
おとうさんはうまみたいにちからもち」

ちなみに、うさこちゃんの水着姿も
だいたんで、結構好きです。(笑)

さて、うさこちゃんも海に行ったところで
最後の絵本は、海の愉快な人魚の物語。
『3人のちいさな人魚』です。

海の底に、3人のちいさな人魚が住んでいました。
名前は、コーラ、フローラ、ベラ。
海で楽しく暮らす3人ですが苦手が事がたったひとつありました。
それは歌うこと。何しろ3人が歌い出すとカキやハマグリは大笑いし
魚は逃げ出します。(まるでジャイアン・・・)
さてある日の事、3人は難破船の中から、ひとりの女の子を救い出します。
小さな島に連れていき、すっかり仲良くなった4人ですが、やがてお別れの
時がやってきます…。

この絵本知らなかった!と言う方もいらっしゃるかもしれませんが
実は1979年に出版されたロングセラー絵本。
ナルニア国でも夏の時期に時々読みます。
お話と絵が夏らしい心地よさを運んでくれる絵本です。

ということで、今週は夏全開のプログラムです。
皆さまもどうか良い夏をお過ごしください♪

(おはなし会担当 国岡晶子)

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~大人の方へ~

1999年の開店以来、休むことなく続けてきた子どものためのおはなし会が休会となり、一年半以上が過ぎました。
実際のおはなし会はまだしばらく開催することができませんが、2021年1月から第2と第4の土曜日に、HPにおはなし会のプログラムを掲載することにいたしました。ぜひご家庭で絵本やおはなしをお楽しみください。
動画での配信をご希望されるお声も多数いただいておりますが、ナルニア国ではおはなし会の動画は行わないこととしております。

それは以下の理由からです。
➀絵本の読み聞かせやおはなしは、WEBではなく身近な大人が直接子どもたちにしてほしい―それは、おはなしは五感のすべてを通して、子どもたちに注がれるものだと考えているからです。自分に向かって語りかけてくれる生の声、優しいまなざし、膝から伝わる温かな肌のぬくもり、ページをめくって感じる紙の手ざわり。対面で行う読み聞かせに代替できるものは、ほかにありません。

➁この時期だからこそ、子どもたちがスマホやタブレットに触れる機会を増やしたくないと思います。WEB配信をすると、どうしても子どもたちにスマホやタブレットを見せることになります。これまで大切にしてきたものを守りたい、そんなナルニア国ならではのこだわりもあります。

その代わり、お父さま、お母さま、おじいちゃま、おばあちゃまにはスペシャルな動画をプレゼントいたします。公益財団法人東京子ども図書館の許可をいただきました。松岡享子さんからの素敵なメッセージをお聞きください。そして、それぞれのお宅でミニおはなし会を開催してください。

松岡享子さんのメッセージ(東京子ども図書館YouTube動画)

★本のご購入について★

おはなし会の本のご注文も承っております。
すべて税込価格です。

『いっしょにうたって!』こぐま社 1540円
『およぐ』福音館書店 990円
『ふしぎなたいこ』岩波書店 880円 
『うさこちゃんとうみ』福音館書店 770円
『3人のちいさな人魚』 評論社 1430円

★ご注文はお電話、Fax、メールにて承ります。
売場直通電話 03-3563-0730
Fax 03-3561-7350
メール narnia@kyobunkwan.co.jp