2013年7月28日~8月3日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 6点 ツꀀ
『ばしゃにのって』アリス館
『おばけにてそうろう』大日本図書
『つんつくむらのおはなし おまつりのねがいごと』講談社
『いかすぜ!ブブヒコ チワワとドーナツ!のまき』文渓堂
『おとうさんもういっかい ゆうえんち』アリス館
『それならいいいえありますよ』講談社 ツꀀ

♪ フィクション ♪ 8点 ツꀀ
『さいこうのスパイス』PHP研究所
『わらうきいろオニ』講談社ツꀀ
『サラの翼』講談社
『庭師の娘』岩波書店
『おれがあいつであいつがおれで』童話館出版
『銀のうでのオットー』童話館出版
『タイヨオ』ポプラ社
『フェリックスとゼルダ その後』あすなろ書房

ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 19点 ツꀀ
『ふたつの勇気 たくさんの命を救ったお医者さんの話』学習研究社
『宇宙探検えほん』小学館
『深海魚 なぞのモンスター』汐文社
『肥料と土つくりの絵本4 発酵肥料を生かそう』農山漁村文化協会
『コメの歴史を変えた コシヒカリ』汐文社
『ブータンの学校に美術室をつくる』WAVE出版ツꀀ
『戦火と死の島に生きる 新版』偕成社
『発見!発掘!とがり石の縄文先生 宮坂英弌物語』学習研究社
『落ち葉の下の生きものとそのなかま』技術評論社
『おかあさんのそばがすき 犬が教えてくれた大切なこと』金の星社
『宇宙探査大図鑑』PHP研究所
『地獄大図鑑』PHP研究所
『伝統工芸ってなに?』芸艸堂
『ピラミッドの建て方』実業之日本社
『江戸時代の暮らし方』実業之日本社
『原風景のなかへ』山川出版
『ワニと恐竜の共存』北海道大学出版会
『万葉歌とめぐる野歩き植物ガイド』太郎次郎社
『『はだしのゲン』を英語で読む』毎日新聞社

ツꀀ ツꀀ ♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点ツꀀ
ツꀀ 『遠野ものがたり』PHP研究所
『グリム童話全集 子どもと家庭のむかし話』西村書店

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『ばしゃにのって』 とよた かずひこ(文・絵) アリス館ツꀀ 1300 円13/08発行(うららちゃんののりものえほん) →ぱかぱかぱかぱか。うららちゃんが馬車をひきます。「ピンポーン」 草の中から声がしておばあさんが飛び出します。動物たちも次々と場 所を降り…。 ツꀀ

『おばけにてそうろう』 井上 洋介(文・絵) 大日本図書ツꀀ 1300 円  13/07発行  →こんばんは わしはじゃぐちのおばけにてそうろう、みかづきのおばけにてそうろう…。次から次にいろんなおばけが出てきます。

ツꀀ 『つんつくむらのおはなし おまつりのねがいごと』 たしろ ちさと  (文・絵) 講談社ツꀀ 1400 円 13/07発行(講談社の創作絵本)→もみのきマンションに住む仲良し4人。うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃん。今日は年に一度のおまつりです…。 ツꀀ

『いかすぜ!ブブヒコ チワワとドーナツ!のまき』 中川 ひろたか  (文)大島 妙子(絵) 文渓堂ツꀀ 1300 円 13/08発行  →ぼくは犬のブブヒコ。パパしゃんとお散歩に行ったら、ドーナツを買ってもらったんだけど、そのドーナツがコロコロころがっていっちゃった…。 ツꀀ

『おとうさんもういっかい ゆうえんち』 はた こうしろう(文・絵)  アリス館ツꀀ 1000 円 13/08発行  →あそぼう!あそぼう!おとうさん。本日はおとうさん遊園地。おとうさんの足に乗って、さあ遊覧ひこうき! ツꀀ

『それならいいいえありますよ』 澤野 秋文(文・絵) 講談社ツꀀ 1400 円   13/08発行(講談社の創作絵本)→なまけもののぎんたの家は年中散らかり放題。ある日猫のちゃまるが、住みたい家を斡旋する仕事を始めます。ぎんたは「片付いてキレイな家」を希望しますが…。

ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪ツꀀツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『さいこうのスパイス』 亀岡 亜希子(文・絵) PHP研究所ツꀀ 1100 円   13/08発行(とっておきのどうわ)→オオカミのシェフのカフェは美味しくて大評判。ある時、リスがやってきて何を食べても「まずい」としか言わないお坊ちゃんのために料理を作ってほしいと頼みます…。

ツꀀ =小学校中学年以上= ツꀀ
『わらうきいろオニ』 梨屋 アリエ(文)こがしわ かおり(絵) 講談社ツꀀ  1200 円 13/07発行  →山奥に住んでいたきいろオニは、人間の住む町におりてきました。学校に入ったきいろオニは、子どもたちに気に入られようと、無理に笑われることをします。ところが…。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『サラの翼』 稲葉 なおと(文) 講談社ツꀀ 1300 円 13/07発行  (文学の扉)  →11歳になるサラはママが計画してくれた旅行にでかける。旅の相棒はママの昔の友人、コウおじさん。いいかげんなおじさんにイラつくサラだったが、旅を続けるうちに心を開き…。 ツꀀ

『庭師の娘』 ジークリート・ラウベ(文)中村 悦子(絵)若松 宣子(訳)  岩波書店ツꀀ 1900 円 13/07発行  →博士のお屋敷に庭師の父と暮らすマリーは、修道院で勉強中。でもマリーが本当にやりたいのは、庭の仕事でした。1768年のウィーンを舞台に自分の夢を叶えようと歩む少女の物語。 ツꀀ

『おれがあいつであいつがおれで』 山中 恒(文)そが まい(絵)  童話館出版ツꀀ 1500 円 13/07発行(子どもの文学・青い海シリーズ)→6年3組斉藤一夫。おれクラスに転校してきたあいつ、斉藤一美。身がわり地蔵の森であいつとおれの体が入れ替わった…。80年旺文社刊の復刊。 ツꀀ

『銀のうでのオットー』 ハワード・パイル(文・絵)渡辺 茂男(訳)  童話館出版ツꀀ 1400 円 13/07発行(子どもの文学・青い海シリーズ)→群雄割拠の中世ドイツ。妻に死なれた男爵は我が子を僧院に預ける。12歳まで僧院で育ったオットーはまた城に連れ戻され、戦いに巻き込まれていく…。67年学習研究社刊の復刊。 ツꀀ

『タイヨオ』 梅田 俊作(文・絵) ポプラ社ツꀀ 1600 円 13/08発行  →新しい転校先でもひどいイジメにあったぼく。学校に行けなくなって3週間 後、ボクは船に乗って「漁村留学」することになった…。共著:梅田佳子 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『フェリックスとゼルダ その後』 モーリス・グライツマン(文)原田 勝  (訳) あすなろ書房ツꀀ 1400 円 13/08発行  →ナチスの死の列車から飛び出したフェリックスとゼルダ。命からがら逃げ出したふたりは、農婦のゲニアに助けられる…。 ツꀀ

♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『ふたつの勇気 たくさんの命を救ったお医者さんの話』 山本 省三(文)  夏目 尚吾(絵) 学習研究社ツꀀ 1300 円 13/08発行  (語りつぎお話絵本東日本大震災) →東日本大震災時、孤立した石巻市立病院の患者を助けるために奮闘したふ   たりの医師の活躍を描いた絵本。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『宇宙探検えほん』 宇宙航空研究開発機構監修協力(文) 小学館ツꀀ 1700 円   13/08発行(図鑑NEOの科学絵本)→銀河系、太陽系の惑星、世界のロケット、宇宙探検の歩み、宇宙飛行士になるには?宇宙開発の未来などを豊富な写真やイラストで紹介。 ツꀀ

『深海魚 なぞのモンスター』 北村 雄一(文) 汐文社ツꀀ 1300 円   13/08発行  →日本の太平洋沖、暖かい海で見られる深海魚を水深ごとにイラストで紹介。

ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『肥料と土つくりの絵本4 発酵肥料を生かそう』 藤原 俊六郎監修(文)  高岡 洋介(絵) 農山漁村文化協会ツꀀ 1800 円 13/07発行(そだててあそぼう104)  →有機物を発酵させて作る発酵肥料。本書では発酵の秘密を解き明かしながら、発酵肥料を作るつくり方を豊富なイラストで解説。 ツꀀ

『コメの歴史を変えた コシヒカリ』 小泉 光久(文) 汐文社ツꀀ 1500 円   13/07発行  →日本人にもっとも愛されている「コシヒカリ」。病気に弱くてすぐたおれてしまうこのイネが、なぜ日本一のコメになったのか。当時の関係者の話   や資料でコシヒカリの歴史を紹介。監修:根本博 ツꀀ

『ブータンの学校に美術室をつくる』 榎本 智恵子(文) WAVE出版ツꀀ  1400 円 13/08発行  →青年海外協力隊としてブータンに渡った著者が、美術教師として、ブータンで初めて美術室を作る…。奮闘の2年間を写真と文集で綴る。 ツꀀ

『戦火と死の島に生きる 新版』 菅野 静子(文) 偕成社ツꀀ 800 円   13/08発行(偕成社文庫)  →太平洋戦争、激戦の地サイパン島。幼い頃に移民した著者は、志願看護婦となり、凄惨な戦いに巻き込まれていく。サイパン島での惨禍を綴った手記。82年文庫版の改訂新版。 ツꀀ

『発見!発掘!とがり石の縄文先生 宮坂英弌物語』 山本 まさみ(文)  うめだ ふじお(絵) 学習研究社ツꀀ 1400 円 13/08発行  (ヒューマンノンフィクション) →長野県八ヶ岳の麓、とがり石遺跡。42歳の時に土器に興味を持ち、縄文遺   跡発掘に成功し、日本の考古学に大きく貢献した宮坂英弌の生涯を描いた作品。 ツꀀ

『落ち葉の下の生きものとそのなかま』 ミミズくらぶ(文)皆越 ようせい  (絵) 技術評論社ツꀀ 2680 円 13/06発行(ずかんシリーズ)  →ミミズ、ダンゴムシ、ヒル、ザトウムシ…肉眼で見えるサイズの土壌生物をカラーの写真で紹介。観察や飼育の仕方も掲載。 ツꀀ

『おかあさんのそばがすき 犬が教えてくれた大切なこと』 今西 乃子(文)  浜田 一男(写真)(絵) 金の星社ツꀀ 1300 円 13/07発行  →ノンフィクション作家でもある著者が、飼い犬蘭丸との12年間の日々を写 真と文章で綴る。蘭丸の最後を看取った著者が、あとがきで「ペットロス」について語る。 ツꀀ

『宇宙探査大図鑑』 的川 泰宣監修(文) PHP研究所ツꀀ 2800 円   13/08発行  →太陽系の天体を探る、太陽系の外へ、地球外生命を探す…。様々な宇宙探査の歴史とその歩みを豊富な写真やイラストで紹介。

『地獄大図鑑』 鷹巣 純監修(文) PHP研究所ツꀀ 2800 円 13/08発行  →アジアとその周辺の国、ヨーロッパとその周辺の国の地獄が生まれた背景、またそれぞれの国ごとの地獄をイラストで紹介。 ツꀀ

『伝統工芸ってなに?』 日本工芸会東日本支部編(文) 芸艸堂ツꀀ 1600 円   13/07発行  →陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7つのジャンル毎に、工 芸について基礎から解説。人間国宝、現役作家の作品も掲載。

ツꀀ =中学以上= ツꀀ
『ピラミッドの建て方』 中川 武監修(文) 実業之日本社ツꀀ 900 円   13/08発行(「もしも?」の図鑑)→エジプトのピラミッドがどのように建てられたかを歴史と科学的根拠で分かりやすく解説。コロッセオ、万里の長城、東大寺大仏殿など世界の巨大建造物も豊富なイラストでその構造を分かりやすく解説。 ツꀀ

『江戸時代の暮らし方』 小沢 詠美子(文) 実業之日本社ツꀀ 900 円   13/08発行(「もしも?」の図鑑)→もしも江戸時代に生まれたら?江戸の年中行事、防災と防犯、お金、衣服、食生活、支配のしくみなど暮らしの様々な様子をイラストで分かりやすく紹介。 ツꀀ

『原風景のなかへ』 安野 光雅(文) 山川出版ツꀀ 1600 円 13/07発行  →阿蘇・根子岳、矢田の渡し、大原寂光院、小豆島、川越菓子屋横丁、佃島、明日香村…。安野光雅が日本の原風景を求めて、全国を訪ね歩き絵とエッセイで綴った初の画文集。

『ワニと恐竜の共存』 小林 快次(文) 北海道大学出版会ツꀀ 1000 円   13/07発行  →2億3千万年に及ぶワニの進化の歴史を時間軸に沿って、専門的な文章で詳細   に解説。後半は北米、南米、ゴンドワナ大陸でのワニと恐竜の誕生と繁栄を解説。 ツꀀ

『万葉歌とめぐる野歩き植物ガイド』 山田 隆彦(文) 太郎次郎社ツꀀ 1800 円   13/08発行  →万葉集に詠まれた代表的な花を歌と共に写真で紹介。夏から初秋の万葉植物47種類掲載。共著:山津京子 ツꀀ

『『はだしのゲン』を英語で読む』 毎日文化センター広島編(文) 毎日新聞社ツꀀ  1600 円 13/08発行  →2010年10月から2年間、広島で続いた『はだしのゲン』を英語で読む講座。講 座のレジュメから単語や心に残る英語表現を抜き出し、名場面を集めた『はだしのゲン』英語版。 ツꀀ

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『遠野ものがたり』 宗任 雅子(文)森田 幸子(絵) PHP研究所ツꀀ 1200 円   13/08発行 →「三人の女神」「オシラサマ」「ザシキワラシ」「オクナイサマ」「大津波」「サムトの婆」。遠野物語の7話を読みやすい文章にし、挿し絵をつけたもの。 ツꀀ

『グリム童話全集 子どもと家庭のむかし話』 グリム兄弟編(文)  シャルロット・デマトーン(絵)橋本 孝(訳) 西村書店 3600 円 13/08発行  →「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきん」「灰かぶり」などお馴染みのお話の他、合わせて210話収録。共訳:天沼春樹

ツꀀ ■ 今週の一冊 ■

 今週はまず『庭師の娘』です♪ 日本で紹介されるのは初めてのウィーン生まれ作家の作品。 作品舞台もウィーンです。時代は少し遡りますが、描かれていることは現代にも 通じるものが多いでしょう。

 庭師の親方を父にもつマリーが主人公。彼女は植物が大好きで自分も、父と同じ  仕事をしたいとずっと想っていました。ただ時代の制約もあり、思うようにはい  きません。それでも自分の信念を通す彼女のまっすぐな姿に共感しました。

 表紙の雰囲気もとてもよく、物語のイメージを広げてくれます。

 ヨーロッパが好きな人、植物が好きな人、進路に思い悩む人…いろんな読み方が  できる味わい深い作品です。 (す)

ツꀀ もう一冊は『戦火と死の島に生きる』です。

 生後9ヶ月の時に、家族と共にサイパン島に移民した菅野静子さん。 太平洋戦争勃発後、野戦病院の志願看護婦となった菅野さんは、サイパン島での凄惨な戦いを身をもって体験します。

 惨禍を極めたサイパン戦を綴った菅野さんの手記。

 戦後68年、戦争を知っている世代が少なくなり、戦争体験を子どもたちが直接  聞ける機会もどんどん減っている今だからこそ、本を通して「戦争を聞く」機会は、大きなものになっています。

 そうした意味で、この本が改訂新版として出された意義もとても大きなものだ  と思います。平和への万感の思いを込めて、大切に子どもたちに手渡してほしい一冊です。(く)    

ツꀀツꀀ 最後におまけ。 『銀のうでのオットー』を。骨太で読み応えたっぷりの物語が、久しぶりにお求め いただけるようになりました。