2014年6月8日~6月14日入荷分
■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 3点

『そうちゃんはおこっているんだもん』福音館書店
『さあ、はこをあけますよ!』岩波書店
『すばらしい季節』現代企画室

♪ フィクション ♪ 12点

『職員室の日曜日』講談社
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3‐Ⅰ』静山社
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3-Ⅱ』静山社
『闇に逃げたろう人形』国土社
『とっておきの名探偵』偕成社
『アラジンと魔法のランプ』講談社
『しずかな日々』講談社
『旅のスケッチ トーベ・ヤンソン初期短篇集』筑摩書房
『西の善き魔女5 闇の左手』角川書店
『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』角川書店
『はじまりのとき』鈴木出版
『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』講談社

♪ ノンフィクション ♪ 13点

『野菜・くだもの』学研教育出版
『生きもののふしぎ』講談社
『植物』講談社
『お父さんが教える作文の書きかた』自由国民社
『お父さんが教える図書館の使いかた』自由国民社
『めくってわかる!ひとのからだ』岩崎書店
『ダーウィンが見たもの』福音館書店
『ぼくは「つばめ」のデザイナー』講談社
『太陽光発電』大月書店
『いっしょにつくろう! 季節をたべる夏の保存食・行事食』アリス館
『スワン 学習障害のある少女の挑戦』アリス館
『図鑑大好き!』彩流社
『子どもと話すマッチョってなに?』現代企画室

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 3点

『ほしをもったひめ セルビアのむかしばなし』福音館書店
『へいわってすてきだね』ブロンズ新社
『北加伊道 松浦武四郎のエゾ地探検』ポプラ社

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『そうちゃんはおこっているんだもん』 筒井 頼子(文)渡辺 洋二(絵)
福音館書店 1300 円 14/06発行(日本傑作絵本シリーズ)
→おかあさんは、お出かけ。お留守番をしているそうちゃんとお父さんと妹
のなっちゃん。ところがお父さんはなっちゃんとばかり遊んでいて、そう
ちゃんはおかんむり。

『さあ、はこをあけますよ!』 ドロシー・クンハート(文・絵)ふしみ
みさを(訳) 岩波書店 1600 円 14/06発行
→大きな赤いテントのサーカス。サーカスの人気者は、小さな箱に入った小
さな小さな犬のピーウィー。

=小学校低学年以上=

『すばらしい季節』 ターシャ・テューダー(文・絵)末盛 千枝子(訳)
現代企画室 1500 円 14/06発行
→五感のすべてで、季節ごとの幸せを感じとる少女の姿をターシャ・テュー
ダーが描く。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『職員室の日曜日』 村上 しいこ(文)田中 六大(絵) 講談社 1200 円
14/06発行(わくわくライブラリー)
→職員室でうそつき大会をしていた仲間たちは、怪盗フラワーモンキーから
の挑戦状を発見する。

=小学校中学年以上=

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3‐Ⅰ』 J.K.ローリング(文)松
岡 佑子(訳) 静山社 800 円 14/06発行(静山社ペガサス文庫)

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3-Ⅱ』 J.K.ローリング(文)松
岡 佑子(訳) 静山社 760 円 14/06発行(静山社ペガサス文庫)

『闇に逃げたろう人形』 ジョーン・ホルブ(文)石川 のぞみ(絵)かとう
あさこ(訳) 国土社 1300 円 14/06発行(マジック・ドール)
→ろうで作られた人形グローリーは、裕福な家のアラベラに贈られた人形でし
た。でも彼女はグローリーが気にいらなくて…。

『とっておきの名探偵』 杉山 亮(文)中川 大輔(絵) 偕成社 1000 円
14/06発行(ミルキー探偵大活躍)
→ミルキー杉山の「チロのビーナス事件」、「ムッシュの休日」の2話収録。

=小学校高学年以上=

『アラジンと魔法のランプ』 川真田 純子(文)K2商会(絵) 講談社
650 円 14/06発行(講談社青い鳥文庫)

『しずかな日々』 椰月 美智子(文)またよし(絵) 講談社 680 円
14/06発行(講談社青い鳥文庫)
→06年刊の軽装版。

=中学以上=

『旅のスケッチ トーベ・ヤンソン初期短篇集』 トーベ・ヤンソン(文)
冨原 眞弓(訳) 筑摩書房 1600 円 14/06発行
→トーベ・ヤンソンの短編8話収録。

『西の善き魔女5 闇の左手』 荻原 規子(文) 角川書店 640 円 14/04発行
(角川文庫)

『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』 荻原 規子(文)
角川書店 600 円 14/02発行(角川文庫)

『はじまりのとき』 タィン=ハ・ライ(文)代田 亜香子(訳) 鈴木出版
1600 円 14/06発行(鈴木出版の海外児童文学)
→ベトナム戦争時代、ベトナムからアメリカに難民として入国した少女と家族
がいた。その苦難を少女が日記の形で綴る。
2012年ニューベリー賞オナーブック。

『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』 豊田 正義(文) 講談社 1300 円
14/06発行
→凄惨な沖縄戦を今も伝えるガマ。そこで発見された「すずり」、「目覚まし
時計」「アルバム」からそれぞれの遺品にまつわる物語を綴る。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『野菜・くだもの』 荻原 勲監修(文) 学研教育出版 960 円 14/06発行
(新・ポケット図鑑 学研の図鑑)
→日本で流通している野菜、くだもの、穀類、きのこなど550種を紹介。

『生きもののふしぎ』 上田 恵介監修(文) 講談社 1900 円 14/06発行
(講談社の動く図鑑MOVE)

『植物』 天野 誠監修(文) 講談社 2000 円 14/06発行
(講談社の動く図鑑MOVE)
→監修:斎木健一

『お父さんが教える作文の書きかた』 赤木 かん子(文) 自由国民社
1400 円 14/06発行
→文章の組立ての基本、原稿用紙の使いかたなど、作文の書き方をイラスト
と短い文章で、具体的に教える。

『お父さんが教える図書館の使いかた』 赤木 かん子(文) 自由国民社
1400 円 14/06発行
→初めて図書館で調べ学習をするときに、どうやって利用すればいいのかを
父親が小5の男の子に教えるという設定で図と身近文章でシンプルに伝える。

『めくってわかる!ひとのからだ』 クライブ・ギフォード(文)マーク・ラッ
フル(絵)太田 てるみ(訳) 岩崎書店 2000 円 14/06発行
→日本語版監修:戸田一雄

=小学校高学年以上=

『ダーウィンが見たもの』 ミック・マニング(文)渡辺 政隆(訳)
福音館書店 1500 円 14/06発行(科学シリーズ)
→ダーウィンの少年時代、大学時代、ビーグル号に乗っての冒険時代、そして
『種の起源』を発表するするまでを描いた伝記絵本。
共著:ブリタ・グランストローム

『ぼくは「つばめ」のデザイナー』 水戸岡 鋭治(文) 講談社 650 円
14/06発行(講談社青い鳥文庫)

『太陽光発電』 高橋 真樹(文)高橋 真樹(写真)大月書店 2750 円
14/06発行(親子でつくる自然エネルギー工作2)
→100円ショップなどの材料を使って、電気や熱をつくる工作を紹介するシリー
ズ。本巻では、ペットボトルでつくる太陽光照明などを、カラー写真で紹介。
編:川村康文

『いっしょにつくろう! 季節をたべる夏の保存食・行事食』 濱田 美里(文)
藤田 美菜子(絵) アリス館 1300 円 14/06発行
→梅シロップ、梅干し、桃ジャム、新生姜の甘酢漬け、精進揚げ、手打ちうどん、
水ようかんなど夏の保存食と行事食のレシピをイラストで紹介。

『スワン 学習障害のある少女の挑戦』 漆原 智良(文)岡本 美香(絵)
アリス館 1400 円 14/06発行
→学習障害のある少女が小学校、中学校と、あるときはいじめられ、特別視され
ながらも、絵を描くという夢を持ち、絵本作家を目指して奮闘する姿を描く。

=中学以上=

『図鑑大好き!』 千葉県立中央博物館監修(文) 彩流社 2000 円 14/06発行
→日本で刊行された「図鑑」の歴史や作り方などをたどり、自然の探検に最適の
「図鑑」を紹介する。

『子どもと話すマッチョってなに?』 クレマンティーヌ・オータン(文)山本
規雄(訳) 現代企画室 1200 円 14/06発行
→著者は仏国のフェミニスト。ここでいう「マッチョ」とは女に対して支配者の
ようにふるまう人のこと。真の意味での男女平等の世界を実現するにはどうす
ればよいのか、考えるきっかけを与えてくれる。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=幼児以上=

『ほしをもったひめ セルビアのむかしばなし』 八百板 洋子(文)小沢 さかえ
(絵) 福音館書店 1300 円 14/06発行(日本傑作絵本シリーズ)
→昔あるところに、カリーナ姫という美しい姫が住んでいました。王さまは国中に、
姫がどこに星を持っているか言い当てたものに姫と国の半分をやるとおふれを出
しました。

=小学校低学年以上=

『へいわってすてきだね』 安里 有生(文)長谷川 義史(絵) ブロンズ新社
1400 円 14/06発行
→2013年6月23日、沖縄全戦没者追悼式で小学1年生の安里有生君が朗読した詩を絵
本にしたもの。

=小学校高学年以上=

『北加伊道 松浦武四郎のエゾ地探検』 関屋 敏隆(文・絵) ポプラ社 1600 円
14/06発行
→江戸時代の終わりころ今から160年ほど前、エゾ地と呼ばれていた大地を探検し、日
誌や地図を書いてアイヌの文化を伝えた松浦武四郎の旅の記録。

■ 今週の一冊 ■

今週のおすすめの1冊は『ガマ』です。

ノンフィクション作家である著者が沖縄を訪れ、今も戦争の爪痕が生々しく残るガマか
ら発掘した遺品、「硯」と「目覚まし時計」「アルバム」―それぞれの持ち物の主を尋
ね丹念に取材した内容を、物語にした作品です。
取材内容はノンフィクションですが、それぞれの遺品の物語はフィクションなので、こ
の本の区分は「フィクション」に入れました。

しかしながら、史実に基づいたそれぞれの物語は私たちの心に沖縄戦の非業さ、凄惨さ
を切々と伝えます。
今は、たくさんの中学高校が沖縄に修学旅行に行っていますが、事前学習のときには、
ぜひ読んでもらいたいと思います。   (く)
それから『はじまりのとき』。
静かに語られるベトナム戦争の物語です。

日記形式の詩のようなことばで綴られた本書は、ことばが少ない分、心に響くものが
大きく感じました。丁寧に読みたい1冊です。

シャロン・クリーチ作『あの犬が好き』(偕成社)が好きな人はぜひ読んでみてくだ
さい。

それから最後に『子どもと話すマッチョってなに?」を!!
中学生には少し難しいかもしれませんが、高校生になればぜひとも手にしてほしい!
と強く思いました。

男女平等とは名ばかりの社会のしくみ。
たとえば、それは夫婦のありかたひとつ見ても明らかです。
いろんなことを頭をフル回転させて考え続けなくちゃ!と思います。

女性はもちろん、男性にもぜひとも読んでほしいものです。  (す)