repo14-1

 

みなさん、こんにちは!今日は島多代展第2会場のナルニア国から、この展覧会に来てくれた方たちにぜひお勧めしたい資料の本をご紹介します。展覧会を見た後、もっとこの時代や作家・画家について知りたくなった人たちは、この本を読んでみるとすごーく面白くて、興味関心が満足させられるはずです。へぇーと、改めて知ってびっくりすることもたくさんあるよ!でもまず、その前にもう一度パンフレットを読み返してみよう。

※展覧会限定パンフレット・1500部限定制作!(税込1000円)→ご遠方の方にはメール便でお送りします。3部まではOKだよ。

 

repo14-2
最初はこちら、堀内誠一編『絵本の世界110人のイラストレーター1・2』(福音館書店/各7000円+税)。1巻目の表紙にある、子ども3人の後姿の絵に見覚えがある方は、この展覧会に来てくださった方ですね~。そうです!ナルニア国がオリジナルグッズとしてクリスタル・ペーパーウェイトも作ったブーテ・ド・モンヴェルです(っと、これは余計なお話…)。1巻目にはウォルター・クレインやランドルフ・コールデンコット、ケイト・グリーナウェイ、モンヴェルやベスコフの他に、アンドレ・エレやウィリアム・ニコルソン、レーベデフなども紹介。解説は思わず引き込まれる面白さなんです。ただイラストを紹介しているだけの本ではない!ぜひ見てみてね。

repo14-3
ふむふむ…そうかぁ!とボクが読んでいるのは、光吉夏弥さんが世界の絵本作家を紹介した『絵本図書館』(ブックグローブ社/2300円+税)。もともとどこかに連載していたものをまとめたらしいけれど、さすが光吉さん!目の付け所がすごいんです~。ここに紹介されているのは、ピーターシャム夫妻やドーレア夫妻、ロジャンコフスキーなど、アメリカに外国からやって来た作家たちのコーナーで紹介されていた画家や、ボクが一番気に入ったあのアーチバシェフについても記述があるんだよ。知らなかった!!これも読むととっても勉強になって、面白い1冊です。

repo14-4
これは、2004年に東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録として作られた『幻のロシア絵本1920-30年代』(淡交社/2476円+税)だけど、いやいや…これこそ、この当時のことを知る資料としては他にはない1冊だと思います。解説も図も充実しているし、何よりあの時この本も展示されてたのか!と、今さらびっくりすることだらけ。『海と灯台の本』や『五か年計画』、その他今9階に展示されている本もたくさん載ってるし、もちろん、ココにない本も9階には展示されてるから、両方見たら2重に面白いよ!

repo14-5

そして、個別の資料としてはこんな本も出ています。『ランドルフ・コールデコットの作品と生涯』(絵本の家/1900円+税)、『ケイト・グリーナウェイ』(河出書房新社/1600円+税)、『ジェシー・W・スミスの世界』(新人物往来社/1900円+税)。それぞれの作家について詳しく知りたい人は、こういうものもとっても参考になります。他にもビジュアルブックはいろいろあるので、ぜひ手に取って見てみてください。

 

 

repo14-6
そして、フッフッフー。ボク、この本を見ていたら発見しちゃった!9階に展示されているアーチバシェフのイソップの中から「キツネとぶどう」の絵が載ってたよ。『クラシック イラストレーション版 イソップ寓話集』(童話館出版/2600円+税)―クラシックと銘打っているだけあって、ウォルター・クレインやコルデコットを始め、アーサー・ラッカムや知らないけどこの時代の素敵な画家(うーん、いい加減でゴメンナサイ)が、いろいろ載ってます。面白いので見てみてね。

資料本はカラーでイラストも多用されているから、お値段もちょっと高めだけれど、でもそれだけの価値はあるものばかりです。ボクもこの際、手元に置いて勉強しようと思います!では、次回はオリジナルグッズのご紹介です。お楽しみに~。
repo14-7