みなさん、こんにちは!今日はみなさんを“絵本は子どもたちへの伝言―島多代の本棚から”の第2会場、6階ナルニアホールへご案内します。

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ここがナルニアホールの入口です。お店の中を通って、ずーっと奥まで進んでね。右手にホールの入口があります。

 

 

 

 

 

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ナルニアホールでは、東京子ども図書館の“絵本の歴史カレンダー”の展示をしています。これが島多代展とどういう関係があるか、ですって?この“絵本の歴史カレンダー”は、実は島さんのコレクションから作られているんです。9階に展示中の本も、過去にカレンダーで取り上げられた人が何人もいるよ。一緒に見てみよう!

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わーい、絵本草創期の御三家だ!1998年~2000年はコールデコット、クレイン、グリーナウェイだったんだね。正統派でばっちり始まっているところがすごい!

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あ、これはモンヴェルだ。モンヴェルのカレンダーは解説の下にある2冊の本から作られているんだけど、この2冊は9階に展示されていたよね~。モンヴェルって、ウォルター・クレインの影響を受けてるって聞いたけど、確かに“Chansons de France”の絵と譜面の入り方は、クレインっぽいなーって思いました。

 

 

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これは2006年のカレンダーからアメリカの画家のジャネット・ローラ・スコット。おしゃれできれいなカレンダーだよね。でも、解説を読むとこの人については全然資料が残っていないんだって!どうしてかなぁ…残念!

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こちらのカレンダーはみなさん、どうぞご自由にめくってみてください。ボクは手が短いので頭で支えてるけど…。こうやってみると、この“絵本の歴史カレンダー”は、カレンダーとして楽しめるだけじゃなくて、後から資料として見てもすごく見ごたえがあるんだなーと改めて思いました。20巻(年)揃ったところで、本にしてほしいよ!

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これはおまけの展示、ロシアの絵本の「五か年計画」。9階にはホンモノが展示されてたでしょ?ここはレプリカを広げてお見せしてま~す。ぜひパタパタさせてみてね。この本に関しては、『幻のロシア絵本1920―30年代』(淡交社)に載ってます。

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これがホールの中のスライドショーです。全部見ても5分とかからないので、ぜひ一巡りするまで見てみてね。解説がないのがちょっと不親切で、ゴメンナサイ!9階を見てからこれを見ると、「ビリービンだ」とか、「モンヴェルだ」とか、「チェコの本だ!」「ロジャンコフスキーだ!」とかわかっておもしろいよ。

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9階を見て、6階ナルニアホールも見てくれた人は、ぜひ感想ノートとアンケートにご協力ください!子どもの字で「ジャネット・ローラ・スコットの絵がよかった」とか書いてくれてるのを見ると、「気に入ってくれてありがとう!」という気持ちになります…(涙)。ボクも一言書いていかなくちゃ。

ではでは、次回はおすすめの本をご紹介しまーす。今買わないとなくなっちゃう、出版社在庫僅少本などのお得情報もお知らせします。お楽しみに!