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みなさん、こんにちは!今回は村岡花子さんもここでお仕事をしていた、という由緒ある教文館ビルをご案内しま~す。といっても、ボクは建築の専門家ではないので、わかるところだけしか紹介できないんだけどね…。
さてさて、ここは教文館の松屋通り側の入り口。この入口の“昔の”写真は、9階の村岡花子展会場にも出ているので、どこが違うかじっくり見てね!

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はい、ここでちょっと上を見上げてください。白い漆喰の壁にきれいな模様がありま~す。天井は結構高いので、この装飾に気づく人はめったにいないけど、見えないところまで丁寧に作るのが古い時代の建築なのかなと思います。ちなみに黒い石の壁は大理石です!

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このビルの作りは変わってて、通称“双子ビル”。壁をはさんで対照的な作りになっているのがわかるかな?白い漆喰の壁が、昔の美しい建物の雰囲気を醸し出しています(でも、全然バリアフリーではないところが、また昔の建物って感じ…)

 

 

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ビルの中はどんどん改装もしているので、建築当時のままという部分は少ないらしいけど、ここは本当に当時のまま!というところをご紹介します。これは階段の途中の双子ビルを分ける壁のところにある、窓の下の部分です。緑色のタイルと青い桟は本当に!!建築当時のままだそうです。お手洗いに行ったらぜひチェックして!

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これが教文館ビルの各階にあるドア。枠は塗り直しはしているけれど、素材自体は当時のままです。この扉も双子になっているよ。そして、この扉に使われているガラスも、今ではとっても珍しいガラスだそうです。確かに厚くて不思議な模様入り、近くによってよく見てね。

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そして、だいぶ傷ついてはいるけれど、このエレベーターホールの大理石の床も、当時から使われているものだそうです。壁の石(これも大理石、どこかにはアンモナイトの化石があるという話も…)や、銀色の金具も、これまた建築当時のものらしい。
あぁ、誰かこの建物について解説してくれる人がいたらいいのになぁ。ボクももっと知りたいよ!

 

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というわけで、これはおまけの1枚です。みなさんが見えるところにはないものだけど、昔のポストの名残で、多分それぞれ個別の部屋についていたものだと思う。今では配線が通っているという、ちょっと残念なものでした。※非公開

どう?教文館ビルって、実はすごーく歴史がある建物だって、ちょっとは感じてもらえたかな?ぜひ来たら、建築当時の名残を探してみてください。ついでに、アンモナイトを見つけたら、ボクに教えてね!

それでは、みなさん。ごきげんよう、さようなら~。