ゴールデンウィークが終わって、西巻茅子展も後半に入りました。昨日は一日展示替えでお休みをいただきましたが、今日からまた違う原画が4点見られるようになりました。早速ボク、くろみみくんが9階の会場を見てきました!


『ちいさなきいろいかさ』と入れ替わったのは『はけたよ はけたよ』です。パンツをはかないで家から飛び出したたつくんが、おかしくてカワイイ! 原画のやさしいくて透明感のある色使いがまた素敵です。1970年に作られた絵本とは思えない~。


『もじゃもじゃあたまのナナちゃん』と入れ替わったのは『ちょうちょう ひらひら』。これは一度絶版になったものが、2008年に全面リニューアルでこぐま社から出版されたものです。「うふふ」と笑ううさちゃんを見ていると、こっちまで嬉しくなってきちゃう。とっても幸せな絵本だよね。

 
前期には表紙の1枚しか出ていなかった『えのすきなねこさん』は、今回10枚も原画が出ています。お話の中で、えのすきなねこさんが描くのはホアン・ミロ風の絵――12枚全部が原画で見られます。西巻さんがミロの画集を眺めて、ねこさんになりきって描いた絵だそうです。ステキ!!


『おもいついたらそのときに』に代わって、後期に展示されているのは『かさ さしてあげるね』です。憂うつになりがちな雨の日、でもカサに落ちる雨の音がこんなに愉快だって気がついたら、雨の日が待ち遠しくなりそう。


その他、詩の挿絵のカットや(どんなふうにテキストが入るかを計算して、絵を描いているんだって!)


今回オリジナルのポストカードを作らせてもらった、こぐま社の目録の表紙なんかも展示されています。絵本にはなっていない絵が見られるのは、とても貴重な機会です。5月28日(日)までの原画展をどうぞお見逃しなく! 後期に行われる色々な無料イベントやお楽しみの展覧会入場サービスも、これからホームページでお知らせしていきま~す。一度来た人も、ぜひもう一回見に来てね!