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みなさん、こんにちは!5月31日(土)から始まった“村岡花子 出会いとはじまりの教文館”も、10日あまりが過ぎました。まだまだ後1カ月はあるので、これからたくさんの方にどしどしご来場いただきたい!というわけで、ボクの会場レポートを始めたいと思います。どうぞよろしく!まずは入口で、この「会場案内図」をもらってね。順路がわかりま~す。

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最初のわたせせいぞうさんの『アンを抱きしめて』原画展を見て、花子さんの人生をざっと追った後から本格的な展示に入ります。まずは朝ドラ「花子とアン」でも大きく取り上げられた、花子さんの東洋英和女学校時代から。

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ドラマではおとうの熱意で女学校に入った――という設定になっていたけれど、本当は花子さんが東洋英和女学校の創設メンバーの一人である小林光泰牧師から幼児洗礼を受けていたことが、入学のとても大きな理由にもなっていたんだよね。メガネをかけたおひげの方が小林牧師です。

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わぁ~、これが当時の東洋英和女学校の様子!明治時代の日本とは思えないよね。外国に紛れ込んでしまったみたいな感じ。図書室も本がいーっぱいだけど、これ全部英語の本なんだ…。

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これが花子さんが読んでいた本かぁ!キプリングの本やラムの「シェイクスピア物語」、ロバート・ブラウニングやウィリアム・ブレイクの詩集とかいろいろあるね。装丁もきれいだし、まずは見た目からワクワクさせられる本ばっかり!!花子さんが夢中になったのもわかる気がするな。

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これが花子さんが教わった東洋英和女学校の先生たち。上の真ん中の写真がブラックモア校長だよ。この東洋英和の先生たちに関しては、前にもちょっと紹介した東洋英和女学院125周年記念誌『カナダ婦人宣教師物語』(1000円+税)に詳しく書いてあります。ナルニア国でも売っているのでぜひ読んでね!
ドラマ「花子とアン」の中で、花子さんの卒業式の時にブラックバーン校長が生徒たちに贈った言葉に感動した人も多かったと思うけれど、あれは本当にミス・ブラックモアの言葉なんだって(『アンのゆりかご』107ページ参照)。素晴らしい先生だな!

というわけで、次回は東洋英和時代に出会った“腹心の友”たちのご紹介です。お楽しみに!
それではみなさん、ごきげんよう。さようなら。