6階ナルニアホール(アーディゾーニ展・第2会場)のご案内、後編です。

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わーい、アーディゾーニの本だ!これも佐藤英和さんのコレクションの1冊なんだね。ナルニアホールに展示されているのは、過去に日本で出版されたことのある作品の原書です。これは王国社から出ていた『サイラスおじさん』の原書だって。ボクは残念ながら日本語の本も見たことはありません。

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わー、知ってる知ってる!これって『ガラス山の魔女たち』とか『公園ののら』じゃない!?どちらももう日本語の本はなくなっちゃったよね…。またどこかの出版社から出ることはないのかなぁ。おもしろい本だったのに、本当に残念。

 

 

 

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吉田新一先生の講演会で「洋書は表紙と裏表紙が一体の絵になっている場合が多い」というお話があったけれど、よく見たらこの『ぼくと原始人ステッグ』の表紙もそうなんだね!日本語の本(福音館文庫版)では、表紙の絵が一部採用されているだけだから、こんなに広がりがあるとは思わなかった。へぇ、新発見!

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そういう本の作りがよくわかるように、こんな風に変わった展示もしています。『オタバリの少年探偵たち』も表紙・裏表紙が1枚絵だ!下のブルーの本は『ロビンソン漂流記』です。一番下の左の絵が、日本語の本(講談社青い鳥文庫版)では、表紙に使われているものだね。

こんな風に中身も見られるように展示している第2会場ナルニアホールを、ぜひお見逃しなく。こちらは会期中無休・入場無料です。
※ナルニアホールでイベント開催のため、ご覧いただけない時間があります。詳しくはお問い合わせください。