7月2日(土)には、現在フェア開催中の「完訳版シートン動物記」の翻訳者で、動物学者の今泉吉晴先生の講演会が催されました。物静かな話しぶりの中に、長く自然と向き合ってこられた先生の信念が感じられ、「動物と人はおなじ」という講演タイトルが聞き手にしみじみと伝わりました。シートンの物語から私たちが学べることは、まだまだたくさんありそうです。そして、自然と触れ合うということは、決してどこか遠いところへ出かけていくだけではなく、身近な鳥や虫に感心を持つことこそ大切なのだということが、よく分かりました。ぜひまだ読んだことのない方には、童心社で刊行中の「完訳版シートン動物記」を手にとっていただきたいと思います。