東京子ども図書館の機関誌「こどもとしょかん」の最新号（181号）が入荷しました。いつもと少し違う表紙なのは、今回「設立50周年記念号」だからです。緑の大きな木が枝を大きく広げて（その葉の間にはたくさんの生き物たちと本が憩っています）いる根元には、幹に寄りかかって本を読む二人の子ども……。なんて幸せあふれる景色でしょうか。この冊子の表紙に東京子ども図書館が50年間持ち続けてきた理念が美しくあらわされているように感じます。
今号の特集は理事長の張替恵子さんが「まだ夢をみることができるかーー東京子ども図書館の「これまで」と「これから」」と題して、50年の歴史を振り返っています。ナルニア国も東京子ども図書館とはひとかたならぬご縁があり、そのお力によって支えていただいていることに深く感謝する日々です。ナルニア国は今年で開店から25年目、まだ東京子ども図書館の半分の年月しかたっていませんが、書店という図書館とは少し異なる立場で、けれど「子どもと本との幸せな出会いの場」でありたいという目標を同じくする仲間として、これからも一緒に頑張っていけたらと思っています。
東京子ども図書館機関誌「こどもとしょかん 181号 2024年春号～設立50周年記念号」781円（税込）
【連載開始】へなそうるの森から：第１回 渡辺鉄太さん
・この人、この本：第33回 翻訳家・山内玲子さん～『妖精ディックのたたかい』と『秘密の花園の向こうへ』
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