『読む力は生きる力』『物語が生きる力を育てる』(いずれも岩波書店)などの著書で、子どもと読書にかかわる大勢の人たちに、文字通り力をくださった脇明子さんが、新しい本を出されました。今度は実践編ともいえる『子どもの育ちを支える絵本』(岩波書店・1785円)です。これは脇さんお1人の著書ではなく、「岡山子どもの本の会」のメンバーが加わって、絵本が子どもたちにどのように楽しまれ、力となっていったのかを具体的な事例を挙げながら綴られたものです。これは必読!