ナルニア国店内奥の窓際には読み物のコーナーがあります。窓に沿って奥に行くほど対象年齢が上がるようになっているのですが、ここの一番手前の一棚分を、絵本の次に子どもたちに読んでほしい「幼年童話」の特集コーナーにしました。
絵本でたっぷり読み聞かせをしてもらって長いお話が聞けるようになっている子も、自分で文字を読んでお話を楽しむのはまた別の力が必要になります。ここで「一人読み」を強制すると、本が嫌いになってしまうという悲しい事態も起こりうるのです。ナルニア国スタッフとしては、その先に待っている楽しい本の世界を子どもたちに体験してもらうために、絵本の次に来る本がとても大切だと考えています。ここにそろっている本は読み聞かせにもピッタリですし、早く先が知りたくて子どもたちが自分で読みたくなるような、そんな楽しい本ばかりです。「絵本のつぎに、なに読もう?」と思ったら、ぜひこの棚から選んでください!
それにしても、このコーナー名、どこかで聞いたことがあるような……と思った方! それもそのはず、実はこのコーナー名はある書籍のタイトルからいただいたのです。それがこちら↓
2022年にかもがわ出版から出た越高綾乃さんの『絵本のつぎに、なに読もう? 幼年童話と過ごした日々』から拝借しました。このエッセイの著者・越高さんは、幼い頃から優れた物語にたくさん出合って大人になった“児童書界のサラブレッド”とでもいうべきとっても素敵な方です。コーナー名を考えていた時、これ以上の命名はないでしょう!ということになり、使わせていただけないかお願いしたところご快諾くださいました。越高さん、本当にありがとうございます!
「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」と越高さんも仰っています(書籍オビより)。読む力は単に国語の成績だけでなく、その後の生きる力に直結する能力です。子どもたちが楽しみながら読む力を身につけられるように、ナルニア国も微力ながら応援していきたいと思っています。子どもたちに楽しい本の世界を知ってほしい大人の方にも、このコーナーをお役立ていただければ嬉しいです(^▽^)/
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