ナルニア国20周年記念の今年のクリスマスは、ナルニアホールでスイスの画家アロイス・カリジェの絵本『ウルスリのすず』をご紹介します。残念ながら原画ではありませんが、(原画はスイスの国立美術館所蔵!)原画と見まがうほどの美しい、カリジェが生きていた頃の印刷物によって、ストーリーをおえるように全点展示をしています。
作者カリジェは1966年に第1回国際アンデルセン賞画家賞を受賞したスイスを代表する画家です。日本では岩波書店から6作品が翻訳出版されましたが(現在は2作品のみ)、昨年『ウルスリのすず』と『大雪』の2点が新規製版で美しくよみがえったことを多くの方に知っていただきたく、この展示会を企画しました。スイスの自然とその生活を何より愛していて作者の思いが伝わる、美しく心はずむ絵本をどうぞお楽しみください。カリジェ作品の素晴らしさを皆さんとご一緒に味わいたいと願っています。

11月21日(木)18時~は、今回ナルニアホールに展示している眞壁伍郎さん(新潟大名誉教授)の貴重な資料の内容を、お見せしつつスタッフが簡単な解説をいたします。またその折には、フリーライターの柴田こずえさんもお越しいただき、カリジェの故郷スイスのお話なども伺う予定です。詳しくは近日中にホームページにアップしますのでご期待ください!