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東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」の夏号(138号)が刊行されました。今回の特集は、“グリム兄弟がめざしたもの―語り手のためのグリム童話入門”で、筆者は吉原素子さんです。吉原さんには昨年、ホフマンフェアの時にご講演いただきましたね!懐かしいです~。お話は生で聞くのが一番ですが、その時は「ほほー、そうだったか!」と思っても、なかなか記憶に定着させることが難しくなっています(年のせいか!?)。なので、こういう形でまとめていただけるのはとてもありがたいことです。語り手だけではなく昔話や文学に興味がある方は、みなさんきっと興味深く読まれことでしょう。

そして!今回の書評記事でナルニア国スタッフの国岡晶子が「原発と放射能」についての本をご紹介しています。今年6月のブックトークの会で行ったものを、改めてまとめたものです。3.11以降原発や放射能関係の本はたくさん出ましたが、あまりに多すぎて子どもたちにどの本を差し出せばよいか、悩まれる方も多いと思います。そんな方々に(福島出身の彼女の思いも込めて)少しでもお役に立つ情報であればと願っています。どうぞお目通しくださいませ!

★「こどもとしょかん138号」に掲載された本は、ナルニア国の店内奥にコーナーをつくっています。