tcl139東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」の最新号(139号・2013年秋号)が発売になりました。今回の特集は赤羽末吉さんの三男のお嫁さんに当たる赤羽茂乃さんが語る「義父の好物―赤羽末吉の人生」です。赤羽末吉さんといえば、『スーホの白い馬』や『かさじぞう』など、日本や中国の昔話を描いた作品が有名ですし、昔話といえば=赤羽末吉!というくらいの方ですが、その創作の裏には中国での生活や戦争体験も深く関わっていたことが感じられました(この世代の方は皆そうですね…)。茂乃さんの「こんな時代だからこそ、これからの子どもたちにも、そんな赤羽末吉の絵本を読み継いでいって欲しいと祈るばかりです」という言葉が心に染みます。もう一度たくさんの作品を読み返したい、そう思いました。
ですが!なんとこの139号にも紹介されている赤羽末吉さんの『おへそがえる・ごん』(全3巻)の、1巻目『ぽんこつやまのこんたとぼんたのまき』が、早くも品切れになってしまったのだそうです(怒)!!1巻目がなくなったら、続きの本を読めなくなるのに~!と、ナルニア国スタッフは怒り心頭。ぜひぜひ重版を希望します!