TCL141
東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」の最新号(141号・2014年春号)が先日刊行されました。ナルニア国では季刊誌に掲載された新しい本のコーナーが作られています。どんな本がおすすめされているのか、ぜひ見てみてくださいね。

そして、今号の特集は東京女子大学名誉教授の佐藤宏子さんによる評論「石井桃子先生とアメリカ文学―ギャザー会ノートから見えるもの」です。石井桃子さんがアメリカの女性作家・ウィラ・ギャザーの作品を読む読書会をなさっていたことはご存知の方も多いと思います。評論を読みながら、これほどまでに一つ一つの作品に真摯に向き合う読書を私たちはしているだろうか…と、(石井桃子さんと自分たちを比べるのは恐れ多いことだと思いながら!)やはりわが身を振り返って反省することばかりでした。人の一生なんて、本当に限られた時間です。その中でよりよい読書がよりよい人生につながると信じて、これからも丁寧な読書を心掛けたい!と思います。(ウィラ・ギャザーの著作『マイ・アントニーア』は、石井桃子さんの本棚に置いていますよ~)