クリーンヒット⚾ ノンフィクション
『生き抜くためのごはんの作り方 悩みに効く16人のレシピ』
河出書房新社 編
河出書房新社 刊
2022年2月28日 発行
定価1,562円(税込)
190ページ
対象:中学生から

不安、ストレス、緊張、風邪、便秘、食欲不振…その悩み、料理で解決できます!

毎日、わたしたちはごはんを食べますね。今日、あなたは何を食べましたか。そのごはんは誰が作ったもの?
自分で作った人もいれば、家の他の人が作ってくれた人もいるでしょう。 それともスーパーやコンビニで買ったお惣菜かしら?
誰かに作ってもらうごはんや買ってきたごはんもいいですが、自分で作ることができるとそれは生きていくための武器になります。

本書では「身体の悩みのためのレシピ」「心の悩みのためのレシピ」「こんなときに作りたいレシピ」の3章立てで、16人の料理のプロたちが短いエッセイとともに簡単なおいしいレシピを綴っています。個人的に好きな料理研究家の名前をちらほら見つけて、手に取った次第……。枝元なほみさん、小田真規子さん、きじまりゅうたさん、冨田ただすけさんといった面々です。またSNSを中心に話題のバズレシピのお兄さん、リュウジさんの名前もあります!
皆さん、どんなことを言ってるのか興味がわきました。すると言葉は違えど、言ってることは「料理をすることは自分を助ける力になる」ということです。有名なレストランの高級料理もよいけれど、自分で作るごはんが生きていくためのスキルとして大切だと。日々のごはんの大切さを実感しました。土井善晴さんが提唱している「一汁一菜でよい」ということと同じかなと思います。毎日毎日、外食とかコンビニのお弁当ではちょっとね…ってこと。掲載されているレシピはしごく簡単なものばかり。まねして作ってみたいものが多々ありました。それらはお金では買えないものです。

エッセイとレシピのほかに、料理の基本として「だし汁の取り方」「野菜の切り方」「おいしいごはんの炊き方」も掲載されています。また巻末にはコラム「自由学園に聞く「食育」の大切さ」も収録。
料理をしたことがない人もぜひ、挑戦してみてほしいです。自分で好きなときに好きなものを作れたら、それだけで少し幸せになれると思います。 (す)

 

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