otayori180

毎月15日に発行している通信“ナルニア国だより”。今月は諸事情があって5日ほど遅れてしまいました…スミマセン!
昨日発行された180号は、4面で5月8日に開催された酒寄進一さんの講演会抄録を掲載しています。酒寄さんのとーってもパワフルで情熱的なご講演の様子は、とても紙面で再現することはできませんでしたが(それにお話もぎゅーっと詰まっていたので、とてもこの小さい紙面では載せきれないし!)、それでもがんばってお話の後半部分のまとめをしましたので、よかったらぜひご覧ください。講演会の前半では、「ベルリン3部作」の主人公ともいうべきゲープハルト一家の次女・マルタを中心にお話をしてくださり、後半ではクラウス・コルドンの作品がドイツ文学史の中でどのような位置にあるのか、という現代史+文学史といったお話を伺いました。私たちの知らなかった戦中~戦後にかけてのドイツの歴史が目の前に展開して、怒涛のような1時間半だったことをテープおこしをしながら思い出しました…。講演会の中で酒寄さんがオススメしてくださった本を、「読みました!」とお知らせくださったお客様もいて、講演会がとても良い形で発展していることを実感し、とても嬉しく思いました。酒寄さんの最新訳書は6月25日に刊行される、集英社文庫の『ゲルマニア』です!こちらもどうぞお楽しみに~。