sobakasu
ジーン・ポーターの『リンバロストの乙女』の姉妹編、『そばかすの少年』が村岡花子さんの翻訳で再登場、本日入荷しました。『リンバロストの乙女』が出たときに、どうしてこちらのお話が出ないのかしらと思っていたのですが、「花子とアン」ブームから1年が経ったこの時期に出版するとは、河出書房さんもやることがシブイですね!!
都会暮らしで自然は遠くなってしまった私たちですが、この物語を読むと、むせかえるような濃い森の緑に全身が浸されるような思いがして、本当に心地よくなります。村岡花子さんもとても大切にしていたお話とのことですので、新しい形で読者の手に届くようになったことはとても嬉しいことです。

『そばかすの少年』は、2009年に光文社古典新訳文庫から鹿田昌美さんの訳で出ています。村岡さんとの比べ読みをしてみるのも、大人の読書としては面白いかもしれません。

『そばかすの少年』ジーン・ポーター 作/村岡花子 訳/河出書房新社 920円+税