こちらは「ぐりとぐら」の黄金コンビ中川李枝子さんと山脇百合子さんによる楽しい詩の絵本『おひさまおねがい チチンプイ』です。なぜこの本を急に取り上げたかというと、残念ながら7月末で出版社品切れになってしまったからです…。1991年に刊行されて、2006年には18刷までいっていたのに、ついに販売中止になってしまいました。詩の本って、難しいのでしょうね。
今回改めて読み返してみましたが、春・夏・秋・冬･･･季節の移り変わりの中で、小さな変化を全身で受け止めて遊ぶ子どもたちの姿が、中川さんの詩と山脇さんの絵でとっても心地よく描かれています。子どもはきっと、大人のように“詩”といって身構えたりしないでしょうし、「ぐりとぐらの絵！」といってよろこぶのではないかしら？？ですから、大人がこの本の楽しさをわかって読んであげれば、良かったのになぁと残念です。でもまだ間に合います！ナルニア国にはまだ若干在庫がありますので、「子どもに読んであげよう！」と思った方は、今のうちにお買い求めください。
