「テディ・ロビンソン」シリーズや『思い出のマーニー』の作者ジョーン・G・ロビンソンの楽しい幼年童話「メリーメリー」シリーズの第2弾が出版されました。5人の兄弟姉妹の末っ子メリーメリーが大活躍(大騒動?)する楽しいお話集です。みんなにいつも「小さくってダメ」と言われるメリーメリーですが、その発想力と行動力は周囲を驚かせます。小さくったって大丈夫!と、子どもの心に寄り添ってくれる元気で楽しいお話です。“よんでもらおう じぶんでよもう”は本の帯にある言葉ですが、ぜひ小さなお子さんには読んであげてください。とっても楽しいですよ!
そして、もう1冊もクラシックな作品です。マーガレット・ワイズ・ブラウンとイーディス・サッチャー・ハード(クレメント・ハードの奥さん)がお話を書き、アリス&マーティン・プロベンセンが絵を描いた『まるぽちゃおまわりさん』ーーちいさな太っちょのおまわりさんが交通整理や泥棒逮捕(!?)、海難救助に大活躍します。どちらも「お話を読んでもらうことが楽しい」と子どもたちが感じられるような本です。

『メリーメリーのびっくりプレゼント』ジョーン・G・ロビンソン 作・絵/小宮由 訳/岩波書店 1300円+税
『まるぽちゃ おまわりさん』M.W.ブラウン&E.T.ハード作/A.&M.プロベンセン絵/こみやゆう訳/PHP研究所 1300円+税