newehon最近出た新しい絵本から2冊をご紹介します。
1冊はナルニア国のロゴ・ナルちゃんの生みの親で大人気赤ちゃん絵本『くっついた』の作者・三浦太郎さんの最新作『おおきなおひめさま』(偕成社/1470円)。これは2010年に出た『ちいさなおうさま』の姉妹編で、王様の奥さん(お妃様)になったお姫さまのお話。小さく生まれたお姫様が、どんどん大きくなってお城サイズの大きなお姫様になるお話です。三浦さんの遊びが随所にちりばめられ、途中には縦に広がるページもあります。どんなところで遊んでいるかは、よくよく絵を読み解かないと分かりませんよ。じっくり見て楽しんでください。
2冊目は福音館書店の月刊誌こどものともがハードカバーになったもの『くじらのあかちゃん おおきくなあれ』(840円)。ペーパーバックで見た時から素敵な絵本だとは思っていたので、いつかハードカバーにならないかしらと期待していました!神沢利子さんのゆったりおだやかな文と、海、空に浮かぶ月、クジラのお母さんと大きなものたちの大きな愛がくじらの赤ちゃんを包み込むようなあべ弘士さんの絵も、本当にステキな絵本です。今は2点とも最新刊棚(店を入ってすぐの左側の平台)においてありますので、ぜひ見てみてくださいね。