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こぐま社より長年刊行されてきた“子どもに語るシリーズ”も、これをもって最終巻となります。最後を飾るのは『日本の神話』― 日本人なら一度は読んでおきたい「古事記」を子どものためにわかりやすく書いた作品です。子どもに語るシリーズのコンセプトは“耳から聞いて楽しめる”こと。この古事記も研究者の三浦佑之氏と語り手の茨木啓子さんがご一緒に作られたもので、読み聞かせにもふさわしいテキストになっています。「古事記って、神様がたくさん出すぎてどうしても覚えられない」とか「神話なんて硬くて難しそう」と思いがちな大人にも、この本はおススメです。人間味あふれる神様たちが泣いたり笑ったり恋をしたりすると聞けば、途端に神話のハードルは低くなることでしょう。本文を読んだ後に三浦氏のあとがき(解説)を読むとさらに納得することもあり、神話の深みに思わずはまるかもしれません!
ナルニア国では来年に三浦佑之氏の講演会を計画しています。詳細は決まり次第ホームページや店頭チラシでご案内します。どうぞお楽しみに。