2019年に『ある晴れた夏の朝』(偕成社/1400円+税)で第68回小学館児童出版文化賞を受賞された小手鞠るいさんの、受賞後初の最新刊『窓』(小学館/1400円+税)の刊行記念講演会が2月3日(月)にナルニア国で開催されます。この講演会へのお誘いです!

私が小手鞠さんの作品を初めて読んだのが『ある晴れた夏の朝』で、ナルニア国で講演をしてくださった金原瑞人さんが「すごく面白い本を読んだ」とご講演の中で紹介されていたことがきっかけで手に取しました。日本語を母語とする小説家であり、現在はアメリカに暮らす小手鞠さんだからこその視点と描き方なのではないかと感じましたが、原爆投下についてアメリカの高校生が肯定派と否定派に分かれてディベートをするという状況から、異なる意見を持つ者が、単に相手をやり込めるのではなく自分の意見を説得力のあるものとして受け入れてもらうにはどうすればいいのか、正しいこと(正義)とは何かなど、言葉を通してぶつかり合い分かり合うスリリングな設定にページをめくる手が止められず、最後には涙したことを思い出します。
その小手鞠さんの最新作は「ひとりの女性である母の生き方を知ることで、大きく成長する少女を描く 母と娘の物語」ーーどんな物語が展開するのか、手に取る前からワクワクしています。

講演会はまだ若干お席に余裕があります。ご希望の方は今すぐナルニア国までお電話ください。定員になり次第受付を終了いたします。(tel 03-3563-0730 10時~20時)→定員まで5名!
※会の詳細はナルニア国のイベントカレンダーでご確認ください。